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★堀川さんの絵はがき [展覧会・アートイベント etc.]

★先週土曜に
堀川理万子展 夢みるうつつ・明滅するまぼろし』に行った。
  堀川さんは、東京芸大デザイン科・大学院の同級生。

 IMG_4083s.JPG
 ※ごめんなさい、ちょっとピンぼけです。

☆数年前の展覧会よりも、新作は金箔・銀箔・プラチナ箔と、
 画材・色材とのバランスが絶妙にパワーアップ!している。
 絵を見るといい仕事しているな〜、とうらやましくも、
 本人は悩みに悩み抜いて、絵づくりしているのかも・・。

※上の写真☝は、ギャラリーで購入した絵はがきセット¥500−
 売上げは東日本大震災への義援金として寄付されるとのこと。

 写真左下の一枚《アネモネ》は、
 同級生としては忘れられないモチーフ。
 芸大の実技2次試験・平面構成課題で、僕も描いた。
〈アネモネ、レモン、はまぐり〉が出題された・・・

 右下の一枚は、本人撮影とのことで、
 金箔の輝きがうまく再現されている。
 プロのカメラマンだと、
 金銀箔がマットになってしまうのだ。(中/上/左の写真参照)
 そこは博物館・美術館の図録などでも同様の悩み。。

 いい仕事。


タグ:堀川理万子
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★ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー [展覧会・アートイベント etc.]

★東京オペラシティ アートギャラリー
  ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー
 6時以降は入場料半額でOK。

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★「写真」の展示方法を研究しに、散歩がてら出掛けた。
 先日のNHK//ディープピープル「 女性の美しさを撮る写真家
 に出演していた、ホンマタカシ+梅佳代+篠山紀信のうち、
 最もシンパシーをおぼえた写真家がホンマタカシだった。

 世代的に最も近いからか!?
 4×5でPC(アオリ)で撮る、こどもと距離を保つ呼吸がいい。

☆テーマごとに展示室を区切る。以下は、
 写真の手法+インスタレーション+照明手法による空間づくりメモ。。

 Tokyo and My Daughter
 Widows
  導入部はハロゲンWW
  ハロゲンWW+メタハラベースライトで明るい部屋を作る
  フォトアクリル/自写+複写(found-photo)を巧みに配置。
  見る人の時間認識を少しずつずらしていく。

 re-construction
  ハロゲンのベースライトのみ
  冊子を重ねたインスタレーション

 M
 Together: Wildlife Corridors in Los Angeles
  ハロゲンWW+メタハラベースライトで明るい部屋を作る
  シルクスクリーンは床に配置
  額入り[タイプCプリントとテキスト]を壁に設置

 Trails
  大型出力の作品/壁面をメタハラで照らし、ベースは暗めに設定。
  プリントのところは照明せず、回り込む光で低照度に。

 Short Hope (a portrait)
  壁面と床は黒く仕上げて、
  プロジェクタはタテ長細に、画面を天井から床まで目一杯に使用。
  両サイドの黒で隠したスピーカーから、
  マッチを擦り、煙草を吸う映像と音をずらして流す。
  時間感覚が微妙にずれさせるのがねらいか?


★収蔵品展
 存在としての白 ─ 李禹煥と韓国の作家たち

 こちらもいいコレクションだ。
 さらっと流して見る。




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★アンフォルメルとは何か? [展覧会・アートイベント etc.]

アンフォルメルとは何か? —20世紀フランス絵画の挑戦

〈アンフォルメル〉に影響された日本人は、
 ある世代のプロ画家から日曜画家、素人画家までたいへん多い。
 公募展や美大卒業制作展に行くとよくわかる。

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 某社のLEDスポットを使っているとの話を聞いて、
 久しぶりに日本橋のブリジストン美術館へ。
 LEDはまあ悪くないが、次の展示室でハロゲンランプの光と比べると、
 なんというか肝心の絵の生命感が浮き立ってこない。。

「節電」や「熱がでない!?」という理由だけで、
 肝心の照明手法、照明効果/評価の洗練度が甘い。
 LED照明の導入については、照明技術者、照明担当者と担当学芸員との、
 更なる研究開発が急務であろう。

★ブリジストン美術館所蔵作品については、
 低反射ガラス(アクリル?)を採用しているのがうらやましい。
 (海外館所蔵作品はもちろん多くが採用済)
 接近して繪の表情、タッチをじっくり観察できる。

★東博や西美と違って、このくらいの量がちょうどいい。
 芸術運動、作家ごと、トピックとなる展覧会やカタログ。
 日本へのアンフォルメル概念の紹介・導入の過程がよくわかる。

★ジャン・デュビュッフェ
 家にあるデュビュッフェの版画を眺めていたことを思い出す。
 タブローは“痕跡”のような絵画だが、
 版画は明確な造形意識を持った線と色彩で描かれている。

 絵から少し距離を置いて、単眼鏡で観察する。
 右目と左目を切り替えながら見ると、
 右脳と左脳で、その“痕跡”の意味を読み取ることを試みる。。

 浪人時代に影響を受けたなぁ・・・特にデッサン、、
 “痕跡”としての石膏デッサンや静物デッサンを目指した。。
  (これについてはいづれまとめてみたい)

★今展で最も感動したのは、ヴォルスの版画。
 覗きケースに並ぶ繊細なタッチを、
 肉眼でなく、単眼鏡で追うと、ド迫力!
 ただの観察からはありえない線の魔力だ。涙で線が歪みそうなほど。 

 ということで、ヴォルスの絵を見るために図録を買った。

★美術館の交差点はす向かいのビル前に、
 代ゼミ造形学校・浪人時代に教わった、安藤泉先生の《キリン》がある。

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 1989年 高さ 6250mm 銅・金箔/鍛金技法による作品


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★〈空虚の形態学〉の空虚な存在に痺れた。 [博物館・美術館]

★日芸CDⅪの授業@東近美。
『岡本太郎展』は先日すでに見たので、ざーっと会場を通って、
「タモリ倶楽部」出演時のタモリとの掛け合いだけ見た。
 最後に引いたお神籤は
「好かれるヤツほど ダメになる」なるほど!

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★最上階4階のラウンジで集合して休憩後「所蔵作品展」を見た。


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 ・原田直次郎『 騎龍観音』1890年(寄託作品)の描写、
  おもしろいい! ディティールをじっくり睨んで頭に入れる。


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 ・高村光太郎『手』
  人間でしかない親指のそり具合が何度見ても素晴らしい。


★解散後、〈空虚の形態学〉http://p.tl/gDEl を見る。
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 作家がなにかの世界観、例えば宗教的な価値に頼らずに、
 自己の価値感を頼りに表現に向かうとき、
《空虚》はたいへん魅力的な存在になるだろう。

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「空虚」
 博物館ではあまり表面化しない議論/キーワードだが、
 近現代美術を扱う美術館における、このような特集展示は、
 今に生きる僕にとって、ビンビンにアンテナに響いてくる。

 好きな作家だったけど、
 早く逝ってしまった作家の作品が目を引く。
  高松次郎『No.273(影)』(1969)、
  若林 奮『78-28』(1978)

 この展示ではないが、2階フロアにあった
  中西夏之『韻』(1959, 1960)


★きょうの逸品空間!

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 2階のテラスの、この空間にぴたり合っている。
 アントニー・ゴームリー『反映/思索』(2000 鋳鉄)

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★ 〈勇気と正義はライダーが教えてくれた〉 [展覧会・アートイベント etc.]

★日本橋三越の展覧会。
  誕生40周年記念 仮面ライダー展

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 仮面ライダーは、1971年(昭和46年)から1973年(昭和48年)まで、
 毎日放送・NET系列で放映されたということなので、
 僕が5才から7才の時のヒーローもの(東映系の)特撮TVドラマである。

 まだぎりぎり「この世界」があることを信じていた頃なので、
 その世界観には、かなりリアリティをもっていたと思う。
 まあライダーゴッコではほぼショッカー役だったけどね・/(笑)

・アルカイック/クラシック期
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 仮面ライダー 1号 =藤岡弘だ。

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 仮面ライダー 2号

 ここまでがヒーロー原体験であった。
 ウルトラマンはもう少し上の世代であって、追体験としての記憶だろう。
 ウルトラセブン(1967―1968)は見ていたが、僕は巨大ヒーローより、
 等身大の、“改造人間”仮面ライダーにリアリティを感じていた。

・バロック期
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 仮面ライダー V3 ※1973年(昭和48年)から1974年(昭和49年)

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 ライダーマン

・マニエリスム/クラシシスム
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 仮面ライダー X ※1974年(昭和49年)2月16日から同年10月12日まで

・ロココ様式
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 仮面ライダー アマゾン ※1974年(昭和49年)から1975年(昭和50年)まで

★変身ポーズまで身体に刻まれたライダーシリーズはここまで。
 主題歌はV3までだなあ。。

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 仮面ライダー ストロンガー (いちおう記憶にある程度)

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 仮面ライダー スーパー1 (うっすら覚えているような?)

★そして・・・ライダーのデザインは、初期の劇画タッチもありな感じから、
 デカダンありメカニックありの、どちらかというとアニメ調スタイルへ。

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 仮面ライダー クウガ ※2000年〜2001年
 ※変身前はオダギリジョーが好演、ライダーシリーズの転機になった作品。

 〈十二神将〉モチーフな装飾を付けたライダー
  ↓
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 仮面ライダー 響鬼→轟鬼(トドロキ)

 響鬼(ヒビキ)は↓
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 ※変身前の役は、ライダー史上最年長の細川茂樹

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 仮面ライダー カブト 変身前は水嶋ヒロ

★展覧会鑑賞のポイントは、
 なにより石ノ森章太郎の原作の関わり具合だろうが、整理してみると、

 1. 歴代ライダーのコスチューム造形技術。
 2. オートバイ〜電車への乗り物変遷。
 3. フィルム特撮〜CG技術への撮影技術の進歩。
 4. イケメンキャストによる新ファン層獲得。
 5. 勧善懲悪ストーリーから複雑な心理描写へ。

 そんな感じだろうか・/
「変身!」もテーマであるから、トランスフォーメーションも追加だな。

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 最後、仮面ライダー オーズ〈プトティラコンボ〉とのことです。
 なんだかエヴァ的な影響と言うか、時代の流れか・・・



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