★『森と芸術 / FOREST AND ART』 [展覧会・アートイベント etc.]
★月曜はトーハクが施設設備点検で全館停電休み。火曜日も。
ネットで調べたら、東京都庭園美術館は月曜開館している。
何年ぶりかで特別展 『森と芸術 / FOREST AND ART』へ。
展覧会のテーマに相応しい美術館だ。
ほんとにここに来たのは何年ぶり?だろう。
前に来た展覧会がなんだったか・・・思い出せない。
目録を見ると、ほぼ日本国内の美術館、
コレクターからの優品180点あまりで構成された、
気合いの入った展覧会。
日本で、こんな作品が揃うんだな。
というより揃え易い作品のようにも思える。
きっと森は、もっと厳しく・深く・暗いものだと思うが、
日本人好みの作品で概観すると、かわいく見える。
庭園美術館の雰囲気のせいかも。
監修の巖谷國士氏の好みはカワイイ趣味なのかな?
図録は、東大総合研究博物館の展示写真には惹かれたが、
けっきょく買わなかった。
★惹き付けられたのは〈第7章 シュルレアリスムの森〉
マックス・エルンスト、ジャン・アルプ、ジョアン・ミロ、ルネ・マグリット
ポール・デルヴォー、メレット・オッペンハイム、マン・レイ
先日の新美術館や森美術館の流れもあるが、やはりカッコいいぞ。
★帰ってきてチラシをみたら、
「きのこのアクセサリーや服装?」で来た人には、
《ドレスコード割引・森へようこそ》なるものが!
出たところのカフェでコーヒー飲みながら、
明日のレクチャーの準備などしてたら蚊に刺された。
森では虫と共存しなければならない。
ネットで調べたら、東京都庭園美術館は月曜開館している。
何年ぶりかで特別展 『森と芸術 / FOREST AND ART』へ。
展覧会のテーマに相応しい美術館だ。
ほんとにここに来たのは何年ぶり?だろう。
前に来た展覧会がなんだったか・・・思い出せない。
目録を見ると、ほぼ日本国内の美術館、
コレクターからの優品180点あまりで構成された、
気合いの入った展覧会。
日本で、こんな作品が揃うんだな。
というより揃え易い作品のようにも思える。
きっと森は、もっと厳しく・深く・暗いものだと思うが、
日本人好みの作品で概観すると、かわいく見える。
庭園美術館の雰囲気のせいかも。
監修の巖谷國士氏の好みはカワイイ趣味なのかな?
図録は、東大総合研究博物館の展示写真には惹かれたが、
けっきょく買わなかった。
★惹き付けられたのは〈第7章 シュルレアリスムの森〉
マックス・エルンスト、ジャン・アルプ、ジョアン・ミロ、ルネ・マグリット
ポール・デルヴォー、メレット・オッペンハイム、マン・レイ
先日の新美術館や森美術館の流れもあるが、やはりカッコいいぞ。
★帰ってきてチラシをみたら、
「きのこのアクセサリーや服装?」で来た人には、
《ドレスコード割引・森へようこそ》なるものが!
出たところのカフェでコーヒー飲みながら、
明日のレクチャーの準備などしてたら蚊に刺された。
森では虫と共存しなければならない。
★東日本大震災義援茶会 @ 東京美術倶楽部 [数寄・茶の湯・遠州流]
★東日本大震災から3ヶ月目、外は雨。
茶の湯研究会の先生からご案内いただいた、
東日本大震災義援茶会へ
東京美術倶楽部 東京美術青年会が席主をつとめる茶会。
東京美術倶楽部に着いて、
社中の方々にお会いしたのでご挨拶。
20名ずつほどで、濃茶席 薄茶席をまわる。
道具立ては「仙台伊達家伝来の品々を中心に」とのことで、
古美術商、美術館などからの逸品揃い。
茶の湯研究の先輩について道具の見方を教わりながら・・
うむむ、と贅沢な時間に感謝。
お弁当は“宮城県栗原市 高橋さんのひとめぼれ”使用の、
白おむすび2個と唐揚げ、紅鮭などのおかず。
美味しい! この贅沢を噛みしめながらいただいた。
派手さは無く、気持ちのこもった茶会だった。
★外へ出たら、雨はあがっていた。
銀座へ足を伸ばして 銀座もとじさんへ
キモノの話さまざまをうかがいながら、
帯・袴のきつけや、夏の絽のキモノのことなど相談。
銀座、日本のキモノ文化、そして日本全体のことを考える。
あらためてしばし黙祷。
茶の湯研究会の先生からご案内いただいた、
東日本大震災義援茶会へ
東京美術倶楽部 東京美術青年会が席主をつとめる茶会。
東京美術倶楽部に着いて、
社中の方々にお会いしたのでご挨拶。
20名ずつほどで、濃茶席 薄茶席をまわる。
道具立ては「仙台伊達家伝来の品々を中心に」とのことで、
古美術商、美術館などからの逸品揃い。
茶の湯研究の先輩について道具の見方を教わりながら・・
うむむ、と贅沢な時間に感謝。
お弁当は“宮城県栗原市 高橋さんのひとめぼれ”使用の、
白おむすび2個と唐揚げ、紅鮭などのおかず。
美味しい! この贅沢を噛みしめながらいただいた。
派手さは無く、気持ちのこもった茶会だった。
★外へ出たら、雨はあがっていた。
銀座へ足を伸ばして 銀座もとじさんへ
キモノの話さまざまをうかがいながら、
帯・袴のきつけや、夏の絽のキモノのことなど相談。
銀座、日本のキモノ文化、そして日本全体のことを考える。
あらためてしばし黙祷。
★『智・感・情』@Kaikai Kiki Gallery ⇒日本科学未来館 [展覧会・アートイベント etc.]
★日大芸術学部CDの講義を終えて、
twitterを見ていたら村上さんの緊急告知が、、、
カイカイキキ・ギャラリーへは行ったことがなく、
間に合いそうなので・・・初訪問。
村上隆 黒田清輝へのオマージュ。「智・感・情」 An Homage To Seiki Kuroda “Wisdom, Impression, Sentiment”
黒田清輝「智・感・情」の重文指定は平成12年(2000年)のこと。
東博での指定のとき、展示の手伝いをした記憶が。。
「え、明治期の洋画、黒田が指定されるんだ!」と何故か驚いたのを覚えている。
(最近は明治以降、昭和のものでも重文指定は珍しくはないぞ)
この黒田のミステリアスな3面の裸体画を村上さんが描くプロセスを公開した展覧会。
ということで、予想はしたが、ギャラリーは若者であふれていた。
模写的に描く→アニメ少女風⇒背景アレンジ
デザインでいえば〈リ・デザイン〉の方法論と例えればよいのか、
多くの参考図書や資料ファイルと、作画の実験過程がどっさりと!
そこまではどんな作家にもあることだが、
この高い完成度は、工房制作のたまものだろう、
自分だけで手を動かしていては到達できないし、
すべての工程を理解していないと、完成度が落ちる。
基底材、下地、箔、描画、仕上げまで、凄いシステムを作り上げているなぁ。
アクリル加工のキャプションをじっくり読み込んでみた。
おや、嵯峨篤さんの名前も。
彼自身の作品も好きで、うちにも小品2点ある。
さて、この作品をロンドンの画廊で、欧米人に問う!?という試み、
というより、2ひねりある “挑戦”とみた。
★展示照明はすべてERCOだった。
二回路トラックにCDM?のスポット+スカラプチャレンズを使用…
おそらくハロゲンランプも併用していると思う。Quintaか?
畳の間は、角形ww.ダウンライトだった。トリムレスかな?
畳は縁なし。20畳くらいだったかな?もっと良く見ればよかった。
★受付からクローク、警備まで良く躾がゆきとどいていた。
決してマニュアルどおり、というわけではない。
オーナーの人柄か、冷たい対応でなく気持ちよかった。
帰り際、同級生の松橋君とすれ違った。
★★きょうの講義で〈ヒトの立ち方〉の見方をスライドでレクチャーした。
ギリシャ彫刻「クリティオスの少年」〜ローマ彫刻〜ルネサンス彫刻
〜現代美術に見る人体表現と空間との関係性について。
直立+二足歩行がヒトの人たる特徴だが、
村上隆氏は、そのことをわかり抜いている。
だからこそ、黒田の女の立ち姿3態を昇華させ、
現代の2次元少女表現で象徴性を獲得している。
(柄にもなく読取り言語化を試みてしまった・省)
☆レインボーブリッジを渡る。頭を切替えて日本科学未来館へ。
『メイキング・オブ・東京スカイツリー® -ようこそ、天空の建設現場へ-』内覧会。
べつに、という内容か。
お土産のボールペンと図録をいただいたので、帰って読もう。
twitterを見ていたら村上さんの緊急告知が、、、
カイカイキキ・ギャラリーへは行ったことがなく、
間に合いそうなので・・・初訪問。
村上隆 黒田清輝へのオマージュ。「智・感・情」 An Homage To Seiki Kuroda “Wisdom, Impression, Sentiment”
黒田清輝「智・感・情」の重文指定は平成12年(2000年)のこと。
東博での指定のとき、展示の手伝いをした記憶が。。
「え、明治期の洋画、黒田が指定されるんだ!」と何故か驚いたのを覚えている。
(最近は明治以降、昭和のものでも重文指定は珍しくはないぞ)
この黒田のミステリアスな3面の裸体画を村上さんが描くプロセスを公開した展覧会。
ということで、予想はしたが、ギャラリーは若者であふれていた。
模写的に描く→アニメ少女風⇒背景アレンジ
デザインでいえば〈リ・デザイン〉の方法論と例えればよいのか、
多くの参考図書や資料ファイルと、作画の実験過程がどっさりと!
そこまではどんな作家にもあることだが、
この高い完成度は、工房制作のたまものだろう、
自分だけで手を動かしていては到達できないし、
すべての工程を理解していないと、完成度が落ちる。
基底材、下地、箔、描画、仕上げまで、凄いシステムを作り上げているなぁ。
アクリル加工のキャプションをじっくり読み込んでみた。
おや、嵯峨篤さんの名前も。
彼自身の作品も好きで、うちにも小品2点ある。
さて、この作品をロンドンの画廊で、欧米人に問う!?という試み、
というより、2ひねりある “挑戦”とみた。
★展示照明はすべてERCOだった。
二回路トラックにCDM?のスポット+スカラプチャレンズを使用…
おそらくハロゲンランプも併用していると思う。Quintaか?
畳の間は、角形ww.ダウンライトだった。トリムレスかな?
畳は縁なし。20畳くらいだったかな?もっと良く見ればよかった。
★受付からクローク、警備まで良く躾がゆきとどいていた。
決してマニュアルどおり、というわけではない。
オーナーの人柄か、冷たい対応でなく気持ちよかった。
帰り際、同級生の松橋君とすれ違った。
★★きょうの講義で〈ヒトの立ち方〉の見方をスライドでレクチャーした。
ギリシャ彫刻「クリティオスの少年」〜ローマ彫刻〜ルネサンス彫刻
〜現代美術に見る人体表現と空間との関係性について。
直立+二足歩行がヒトの人たる特徴だが、
村上隆氏は、そのことをわかり抜いている。
だからこそ、黒田の女の立ち姿3態を昇華させ、
現代の2次元少女表現で象徴性を獲得している。
(柄にもなく読取り言語化を試みてしまった・省)
☆レインボーブリッジを渡る。頭を切替えて日本科学未来館へ。
『メイキング・オブ・東京スカイツリー® -ようこそ、天空の建設現場へ-』内覧会。
べつに、という内容か。
お土産のボールペンと図録をいただいたので、帰って読もう。
★レンブラント 光の探求|闇の誘惑 [展覧会・アートイベント etc.]
★昼休みに国立西洋美術館へ
レンブラント 光の探求|闇の誘惑
公式HP= http://www.ntv.co.jp/rembrandt/
★展覧会は、最初からレンブラントの版画がズラッと並ぶ。
単眼鏡で見ると、彼のタッチと黒の深みの出し方がわかる。
僕自身はエッチングの経験は無いが、
道具/技法と見方は、父から教えてもらった。
紙や腐食の違いによる、表現の差がわかる展示構成。
レンブラントが「和紙」の魅力を引き出そうとしている。
http://www.ntv.co.jp/rembrandt/works/index03.html
意外なモチーフ《貝殻》が良かったなぁ。
★展示方法
トーハクの『写楽展』と両方見ると、版画については、
一方が木版画、一方が銅版画である違いはあるが、
例えば大英博物館での額・マット・アクリルの仕様を見ると、
共通の考え方で作られていることがわかる。
版画の額を壁に固定する方法では、
写楽よりレンブラントのほうがきれいだ。
金具をシールで隠すやり方に西美のほうに分がある。
展示替えの手間を考慮すると、仕方ないのだろうか。
★僕が学生時代からお世話になっている 紙舗 直が、
展覧会場の途中でインスタレーションをしていた。
サントリー美術館的な演出、西美では初めてか?
坂本直昭さんとはもう10年以上お会いしていないが、
紙の持つ力、その命を教えてくれた方だ。
デッサンや版画でもこの店の紙を使ったけど・・・紙に負けた。。
あの版画(リトグラフ)、引っ張り出して額装してみよう。
★版画から変わって、油画が並ぶ展示室へ。
やはり板絵が目を引く。
★ヴンダーカンマーに驚いた。
なんとレンブラントハイス=レンブラントの家は、
写真で見ると『驚異の部屋』そのものの内装なのだ!
これは落とし穴だった。
アムステルダム、行かないと!
レンブラントを堪能したひととき。
バタ丼を食べて仕事に戻ろう。
レンブラント 光の探求|闇の誘惑
公式HP= http://www.ntv.co.jp/rembrandt/
★展覧会は、最初からレンブラントの版画がズラッと並ぶ。
単眼鏡で見ると、彼のタッチと黒の深みの出し方がわかる。
僕自身はエッチングの経験は無いが、
道具/技法と見方は、父から教えてもらった。
紙や腐食の違いによる、表現の差がわかる展示構成。
レンブラントが「和紙」の魅力を引き出そうとしている。
http://www.ntv.co.jp/rembrandt/works/index03.html
意外なモチーフ《貝殻》が良かったなぁ。
★展示方法
トーハクの『写楽展』と両方見ると、版画については、
一方が木版画、一方が銅版画である違いはあるが、
例えば大英博物館での額・マット・アクリルの仕様を見ると、
共通の考え方で作られていることがわかる。
版画の額を壁に固定する方法では、
写楽よりレンブラントのほうがきれいだ。
金具をシールで隠すやり方に西美のほうに分がある。
展示替えの手間を考慮すると、仕方ないのだろうか。
★僕が学生時代からお世話になっている 紙舗 直が、
展覧会場の途中でインスタレーションをしていた。
サントリー美術館的な演出、西美では初めてか?
坂本直昭さんとはもう10年以上お会いしていないが、
紙の持つ力、その命を教えてくれた方だ。
デッサンや版画でもこの店の紙を使ったけど・・・紙に負けた。。
あの版画(リトグラフ)、引っ張り出して額装してみよう。
★版画から変わって、油画が並ぶ展示室へ。
やはり板絵が目を引く。
★ヴンダーカンマーに驚いた。
なんとレンブラントハイス=レンブラントの家は、
写真で見ると『驚異の部屋』そのものの内装なのだ!
これは落とし穴だった。
アムステルダム、行かないと!
レンブラントを堪能したひととき。
バタ丼を食べて仕事に戻ろう。