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★初釜 / 結び柳の月を終えて・・ [数寄・茶の湯・遠州流]

★職場の茶の湯研究会・今日は初釜だったので着物 袴でいつもと少しちがい新鮮気分(`_´)ゞ
 スゴいとしか言いようの無い道具を扱わせていただいて、
 ミスに気づきながらもなんとか亭主役の点法も終えて…
 …後片付けで、見事な結び柳を頂戴したので、自宅で試してみるものの悪戦苦闘。

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 ようやく落ち着いてきたところ。
 もうちょっと寿ぐ感じを出すには、、やはり花か…

★きょうの亭主役は薄茶の三席目。
★備忘メモ:
 主茶碗は、遠州流の稽古ではあまりお目にかからない志野茶碗(鈴木 藏作)。
 人間国宝作の大降りの丸い茶碗はずっしりと重く、建水に湯をこぼすにも右手を添えるほど。
 分厚いのでゆっくりと温めて、白地に赤い景色に抹茶の色が鮮やか。

 替茶碗は樂茶碗(十五代樂吉左衛門作)で、茶筅を振るのにも超緊張。
 特にこの樂は口が狭く、底が深すぎて茶の点ち具合が全く見えず、
 茶筅振る手が奥深くに吸い込まれそうな感覚。
 本来は濃茶づかいなんだろうなぁ、、
 それにしても美術館の展示で見るのとまったく印象が違うのに驚く。

 最も扱いに汗をかいたのは織部作という茶杓、
 清めるのも茶を入れて茶碗で打つのも緊張。。

 桃山という釜といい、水指といい、
 その蓋の扱いにも手先から伝わる感覚にこれまでにない独特のものがあった。

 先生方とお客様、水屋の方々のあたたかい眼差しに見守られて、
 茶巾を置く場所と水指の蓋を開けるタイミングを間違えた以外は・・・
 ほぼ合っていた(はず?)で、点法(点前)は無事終了(`_´)ゞ

★備忘メモ2
 受売りだけど床の軸は「江戸初期の公卿烏丸光広の詠草」とのこと。
 書のもつ時空を中心に、あの床全体の結び柳、
 花との寿ぎのバランス感覚は九条館ならではか。。勉強はのちほど。。

★昨日の続き:
 結び柳に梅、椿を足して試してみる。壺はこれしかない弥生。
 どうやっても椿が転がってよい向きにならないもの(`_´)ゞ

 昼光は強くやわらかく枝花を照らしていて気持ち良し。
 あ、水を吹いてやれば良かったな…

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 梅

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 椿

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 梅に椿

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★ぶる! @東京国立近代美術館 [博物館・美術館]

★成人の日は雪。
 四十七士討入り、2.26事件も雪だったそうである。雪は血が騒ぐ。
 僕は60周年をむかえた 東京国立近代美術館へ急ぐ。

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 きょうは最終日の ぶるっ!
 ぶる!に相応しく?とても混み合ってきたようで、、、まあ美術日和です。

★今日は雪だね。
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 ゴームリ~  なんである。

★美術にぶる!は、写真撮影大人気な模様(`_´)ゞ
 以前は胸に撮影シールが必要だったけど止めたとのこと。

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 一部撮影NG作品もあるので注意_φ(・_・
 河原温の日めくり作品?は撮影禁止だけど、撮影禁止マークもかわいい。

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 けっきょくLEDは採用せず…の模様。

★竣工当時の東近美/谷口吉郎のオリジナル設計が偲ばれる。
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 そうか~、、東博 東洋館と同じスキップフロアに、大きな窓開口が特徴だったんだね。
 おそらく使いにくいとか散々な言われ方で改修される運命だったんだろう。
 勿体ない、残念な事例だ_φ(・_・

 谷口吉郎建築の魅力は、巨大スケールの構造と仕上げの繊細なテクスチャー。
 これがインテリアたる展示構成とうまくマッチすると、
 相互に魅力を発揮するはず・・なんだが、
 この40年あまりまったく歩み寄りがなかったのだろう。

 東近美と東博東洋館は、基本設計こそ谷口吉郎だが、
 その後の実施設計/展示設計はその手を離れている。
 ほんとうは優れた美術・博物館建築として、
 もっと評価されていいはず、なんだがなぁ//

 谷口吉生氏はその(父の)リベンジとして、展示・照明の詳細設計まで
 全てを徹底して行なうスタイルにこだわるのだと、僕は想像する。
 たぶんそれはそんなに間違っていない。

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「42年ぶりにお借りした」とある、高松次郎の作品。
 おそらく遺族か、コレクターからの出品か?
 さりげなくジーンときて、二度見した展示室。

 高松次郎446506979_n.jpg

★「眺めのよい部屋」
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 隔てのガラス一枚で、奥の部屋は抽象化された。
 自販機も取り去られ、皇居への眺めに誘われるは快適(`_´)ゞ
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