★ 『命の認識』 [骨・美術解剖学・身体]
★ 夕方から 東京大学総合研究博物館/へ
『命の認識』/展の最終日。
日本美術解剖学会/でご一緒した、遠藤秀紀さん総指揮・監督による展覧会である。
★じつは『キュラトリアル・グラフィティ―学術標本の表現』も楽しみだった。
「大森貝塚、モースコレクション全点」を見る事ができるのである。
卒業した小学校が、大森貝塚からいちばん近い、山王小学校だった、という理由だけだが。。
真っ赤な部屋の一角に、ささやかにそれは展示されていた。
なんと「長年の経過の中、近年では3分の1ほどが行方不明状態であった。」とある。
「2003年から2006年にかけ、関連標本の収蔵状況を可能な限り網羅的に調査し、
2009年7月にその成果を標本資料報告集79号として出版した。」ということらしい・・・
★さて『命の認識』 〜苦悩の部屋へようこそ〜 だ。
最終日ということもあるが、なかなか賑わっている。
カメラを向ける人も多い。
「それでも死体の名前を知りたいあなたへ」(会場の解説資料より)
「それでもこの絵・彫刻・工芸・考古遺物の名前を知りたいあなたへ」と、一度書いてみたいが。
なにしろ名前を付ける事が“学問研究”なのであるから・・・
それでもこの行為を、自宅でやってみようっと。
って思う人は、あまり多くはない、かもしれない。
“命”を認識することは、“生”と“死”を見つめる事にほかならないからだ。
なにも“苦悩”しなくとも「ただそこにあること」を受け入れればいいだけ。
SHISEI☆
『命の認識』/展の最終日。
日本美術解剖学会/でご一緒した、遠藤秀紀さん総指揮・監督による展覧会である。
★じつは『キュラトリアル・グラフィティ―学術標本の表現』も楽しみだった。
「大森貝塚、モースコレクション全点」を見る事ができるのである。
卒業した小学校が、大森貝塚からいちばん近い、山王小学校だった、という理由だけだが。。
真っ赤な部屋の一角に、ささやかにそれは展示されていた。
なんと「長年の経過の中、近年では3分の1ほどが行方不明状態であった。」とある。
「2003年から2006年にかけ、関連標本の収蔵状況を可能な限り網羅的に調査し、
2009年7月にその成果を標本資料報告集79号として出版した。」ということらしい・・・
★さて『命の認識』 〜苦悩の部屋へようこそ〜 だ。
最終日ということもあるが、なかなか賑わっている。
カメラを向ける人も多い。
「それでも死体の名前を知りたいあなたへ」(会場の解説資料より)
「それでもこの絵・彫刻・工芸・考古遺物の名前を知りたいあなたへ」と、一度書いてみたいが。
なにしろ名前を付ける事が“学問研究”なのであるから・・・
それでもこの行為を、自宅でやってみようっと。
って思う人は、あまり多くはない、かもしれない。
“命”を認識することは、“生”と“死”を見つめる事にほかならないからだ。
なにも“苦悩”しなくとも「ただそこにあること」を受け入れればいいだけ。
SHISEI☆
★ 桜 茶の湯研究会 [数寄・茶の湯・遠州流]
★ 午後から六窓会(茶の湯研究会)@東博・九条館へ
風はまだ冷たいが、ようやく咲き始めの窓から見える桜が美しい
14、5名ほどが集まって菓子とお茶をいただく。
初心者の方も多く、後半は僕も薄茶を点てさせていただいた。
なかなか美味しい茶だった。
この研究会、とにかく最高の場所なのだから、これを生かせるようにしたい。
できることをやってみよう。。。
風はまだ冷たいが、ようやく咲き始めの窓から見える桜が美しい
14、5名ほどが集まって菓子とお茶をいただく。
初心者の方も多く、後半は僕も薄茶を点てさせていただいた。
なかなか美味しい茶だった。
この研究会、とにかく最高の場所なのだから、これを生かせるようにしたい。
できることをやってみよう。。。
★ 『和ガラス』 ★クリスト [展覧会・アートイベント etc.]
★ サントリー美術館
『和ガラス 粋なうつわ、遊びのかたち』内覧会へ・・・
MEMO
・テグスによる支持を限りなく使わない展示(免震装置&グルーは使用)
・題箋は作品脇に平置き(薄板状の仕上がり)
・畳を使った展示台は、琉球畳に木枠を着けて使用(縁無し、目が細かい)
・独立展示ケースのガラスの接着加工も「和ガラス」技術といえる
・ケース内下部光ファイバー照明の詳細、光学制御技術。
・天井ルーバーのおさまり(壁とのクリアランス)
★21_21 DESIGN SIGHT
『クリストとジャンヌ=クロード展』に寄る。
これまで写真でしか見たことがなかった《ランニング・フェンス》(1972-76)の映画(1978)を見ていたら、あっというまに30分以上が過ぎ・・・
・・・70年代アメリカ・北カリフォルニアの風を感じた。
“アンブレラ”で、彼が藝大に来た時、レクチャーを聞いた。
「経済や社会とを巻込む」その思想と方法論を聴いて、あのドローイングを理解したが、
その時は「ただ美しい」と思った。(だけだった)
フィルムを見て、風にはためいている完成したフェンスの風景を見ながら、
プロジェクトに参加した人・人々の無言の眼差しを見て、
こんな方法論があるんだな〜と、あらためて感動させられた。
その本質にあるのは、“個人の力” である。
『和ガラス 粋なうつわ、遊びのかたち』内覧会へ・・・
MEMO
・テグスによる支持を限りなく使わない展示(免震装置&グルーは使用)
・題箋は作品脇に平置き(薄板状の仕上がり)
・畳を使った展示台は、琉球畳に木枠を着けて使用(縁無し、目が細かい)
・独立展示ケースのガラスの接着加工も「和ガラス」技術といえる
・ケース内下部光ファイバー照明の詳細、光学制御技術。
・天井ルーバーのおさまり(壁とのクリアランス)
★21_21 DESIGN SIGHT
『クリストとジャンヌ=クロード展』に寄る。
これまで写真でしか見たことがなかった《ランニング・フェンス》(1972-76)の映画(1978)を見ていたら、あっというまに30分以上が過ぎ・・・
・・・70年代アメリカ・北カリフォルニアの風を感じた。
“アンブレラ”で、彼が藝大に来た時、レクチャーを聞いた。
「経済や社会とを巻込む」その思想と方法論を聴いて、あのドローイングを理解したが、
その時は「ただ美しい」と思った。(だけだった)
フィルムを見て、風にはためいている完成したフェンスの風景を見ながら、
プロジェクトに参加した人・人々の無言の眼差しを見て、
こんな方法論があるんだな〜と、あらためて感動させられた。
その本質にあるのは、“個人の力” である。
★ 阿修羅フォーラム [博物館・美術館]
★ 午後は “ 『阿修羅フォーラム』 ” だった。
★配布された『興福寺創建1300年記念 阿修羅展報告』を読む。
こういう冊子をまとめてこそ、学問研究と展覧会開催との意味がでてくる。
・・・どこかで『パノラマ撮影による阿修羅展・展示記録』 を発表する機会を作ってみよう。と考え中。。。
★配布された『興福寺創建1300年記念 阿修羅展報告』を読む。
こういう冊子をまとめてこそ、学問研究と展覧会開催との意味がでてくる。
・・・どこかで『パノラマ撮影による阿修羅展・展示記録』 を発表する機会を作ってみよう。と考え中。。。
★ KYOTO [都市・街・公園・光・風景]
★ 連休・京都一泊出張の余り時間にいろんな風景に出会った。
メモ画像をアップ
陶芸家の友人の工房近くの風景。窯から伸びる煙突の風景。
東福寺の庭 重森三玲の作庭を初実見。(注:画像は違います)
何必館『魯山人を使う展』 ※期待はずれ。
ライトアップされた“八坂の塔”(法観寺) ※すごい混雑ぶり
★ホテルで映画「パッチギ」を途中まで観た。
友人曰く「リアルすぎる・・・」ということらしい。
(朝鮮学校が怖かった、という意味で)
彼にとっての原風景が、まさに京都のリアルな風景として、存在している。
映画の先が見たくて、東京に帰ってアマゾンで中古版を購入。
東京のドラマなら、ほぼロケ地を当てることができるが、
東京以外だとほとんどわからない・・・それもまた楽しみ。
メモ画像をアップ
陶芸家の友人の工房近くの風景。窯から伸びる煙突の風景。
東福寺の庭 重森三玲の作庭を初実見。(注:画像は違います)
何必館『魯山人を使う展』 ※期待はずれ。
ライトアップされた“八坂の塔”(法観寺) ※すごい混雑ぶり
★ホテルで映画「パッチギ」を途中まで観た。
友人曰く「リアルすぎる・・・」ということらしい。
(朝鮮学校が怖かった、という意味で)
彼にとっての原風景が、まさに京都のリアルな風景として、存在している。
映画の先が見たくて、東京に帰ってアマゾンで中古版を購入。
東京のドラマなら、ほぼロケ地を当てることができるが、
東京以外だとほとんどわからない・・・それもまた楽しみ。
★ “阿修羅像”の梱包と輸送 ★『知っとこ!』予告 [博物館・美術館]
★ 今週から始まった
文化財保護法制定60周年関連事業
特集陳列 『東京国立博物館コレクションの保存と修理』
@平成館 企画展示室 3月16日(火)~5月9日(日)
この企画展示の注目は、
[国宝 阿修羅展] (2009)のために開発・製作された
『阿修羅像輸送用・特注梱包ケース』(画像)が特別出品されている!
(ケースの展示は3月28(日)まで)
手持ちあり合わせの照明器具で、少々演出してみた。
同僚S嬢いわく、「デミアン・ハーストのアートのよう・・・」
超おススメ!。。。
※ 『阿修羅フォーラム』 も楽しみだ。(フォーラム応募期間は終了)
★3月20日(土)の朝7:30〜 ※数時間後だが、、、
TBS 『知っとこ!』
(MBS毎日放送)にて、
東京国立博物館の展示について紹介される予定。
これまた必見!です。
文化財保護法制定60周年関連事業
特集陳列 『東京国立博物館コレクションの保存と修理』
@平成館 企画展示室 3月16日(火)~5月9日(日)
この企画展示の注目は、
[国宝 阿修羅展] (2009)のために開発・製作された
『阿修羅像輸送用・特注梱包ケース』(画像)が特別出品されている!
(ケースの展示は3月28(日)まで)
手持ちあり合わせの照明器具で、少々演出してみた。
同僚S嬢いわく、「デミアン・ハーストのアートのよう・・・」
超おススメ!。。。
※ 『阿修羅フォーラム』 も楽しみだ。(フォーラム応募期間は終了)
★3月20日(土)の朝7:30〜 ※数時間後だが、、、
TBS 『知っとこ!』
(MBS毎日放送)にて、
東京国立博物館の展示について紹介される予定。
これまた必見!です。
★《遠州忌茶筵》 [数寄・茶の湯・遠州流]
★着物・袴で東京美術倶楽部へ
『第三百六十四回 遠州忌茶筵』
今年は、お手伝いに声がかかり、半日は厨房で陰点て。
初めての経験で、珍しいことばかり。
朝集合場所に行くと、すでに先輩方がたくさんの数茶碗をポリ盥で暖めている・・・
1席あたり40椀以上の薄茶を、数人で点ててお運び担当の方に渡す。。。
午後は、薄茶席→濃茶席→本席→立礼席をまわって、展観をみて終了。
昨日に続いて“茶の湯”な一日だった。。
★帰りに急に思い立って、智美術館へ。
《藤本能道 命の残照のなかで》
20数年前、藤本先生から直接、卒業証書を受け取ったこともあり、
その色絵磁器の作風には、ことのほか関心というか、思い入れがある。
特にこの展覧会では、専用にデザインされた空間ということで楽しみにしていた。
「智美術館では、展覧会に際し展示室を全面改装し、作品のための新たな展示空間を整えました。作家への深い尊敬と哀悼の思いを託すべく、デザインを任された米国人デザイナー、リチャード・モリナロリ氏は、これまでの空間から、会場を一新させました。」(美術館サイトより)
このクオリティで展示を実現するには、時間をかけてマウントを作らなくてはいけない。
日本では設備・技術とコストの面で、なかなかハードルが高い・・・うーん。。。
それにしても日曜のこの時間に、僕だけでこの展示空間を独り占め、というのはもったいない。
東博でたいへんな混雑するのと、この贅沢体験と、比較できるものではないが////
『第三百六十四回 遠州忌茶筵』
今年は、お手伝いに声がかかり、半日は厨房で陰点て。
初めての経験で、珍しいことばかり。
朝集合場所に行くと、すでに先輩方がたくさんの数茶碗をポリ盥で暖めている・・・
1席あたり40椀以上の薄茶を、数人で点ててお運び担当の方に渡す。。。
午後は、薄茶席→濃茶席→本席→立礼席をまわって、展観をみて終了。
昨日に続いて“茶の湯”な一日だった。。
★帰りに急に思い立って、智美術館へ。
《藤本能道 命の残照のなかで》
20数年前、藤本先生から直接、卒業証書を受け取ったこともあり、
その色絵磁器の作風には、ことのほか関心というか、思い入れがある。
特にこの展覧会では、専用にデザインされた空間ということで楽しみにしていた。
「智美術館では、展覧会に際し展示室を全面改装し、作品のための新たな展示空間を整えました。作家への深い尊敬と哀悼の思いを託すべく、デザインを任された米国人デザイナー、リチャード・モリナロリ氏は、これまでの空間から、会場を一新させました。」(美術館サイトより)
このクオリティで展示を実現するには、時間をかけてマウントを作らなくてはいけない。
日本では設備・技術とコストの面で、なかなかハードルが高い・・・うーん。。。
それにしても日曜のこの時間に、僕だけでこの展示空間を独り占め、というのはもったいない。
東博でたいへんな混雑するのと、この贅沢体験と、比較できるものではないが////
★ 《LED Next Stage》 [都市・街・公園・光・風景]
★ 朝から 《LED Next Stage》 @東京ビックサイトへ。
LEDの発光原理を確認しつつ、各ブースをまわるが、
こちらの勉強不足もあって、どう回って良いか、よくわからない。
白色LEDランプといっても、
白色の単一LEDなのか、RGB3色混合で白としているのか、
蛍光体による色温度調整と演色評価との関係は?
ふつうのLEDか、パワーLEDか? 発熱量、ランプライフとの関係は?
疑問点を整理しておかないと、しっかりとした評価軸が定まらない・・・
出店ブースの中では、KOIZUMIのブース・デザインに好感をもった。
光の質も高く、空間に落ち着きがある。
Ra(平均演色評価数)=97以上!という数値の高演色LEDを使った光は、
LED利用の照明も “早くもここまで来たか!” という感じ。。
今後の照明設計の方向性に、新たな可能性が少し垣間見えた、ように感じた。
JAPAN SHOP、建築・建材展、IC CARD WORLD、などをチラチラ覗きながら会場を後に。
★東京国立博物館では 『長谷川等伯展』が盛況。
もうすぐ 『博物館でお花見を』企画もはじまる。 桜の季節はすぐそこまで。。
LEDの発光原理を確認しつつ、各ブースをまわるが、
こちらの勉強不足もあって、どう回って良いか、よくわからない。
白色LEDランプといっても、
白色の単一LEDなのか、RGB3色混合で白としているのか、
蛍光体による色温度調整と演色評価との関係は?
ふつうのLEDか、パワーLEDか? 発熱量、ランプライフとの関係は?
疑問点を整理しておかないと、しっかりとした評価軸が定まらない・・・
出店ブースの中では、KOIZUMIのブース・デザインに好感をもった。
光の質も高く、空間に落ち着きがある。
Ra(平均演色評価数)=97以上!という数値の高演色LEDを使った光は、
LED利用の照明も “早くもここまで来たか!” という感じ。。
今後の照明設計の方向性に、新たな可能性が少し垣間見えた、ように感じた。
JAPAN SHOP、建築・建材展、IC CARD WORLD、などをチラチラ覗きながら会場を後に。
★東京国立博物館では 『長谷川等伯展』が盛況。
もうすぐ 『博物館でお花見を』企画もはじまる。 桜の季節はすぐそこまで。。
★ 《西洋絵画のひみつ》 [展覧会・アートイベント etc.]
★ 《西洋絵画のひみつ》 (藤原えりみ著 いとう瞳イラスト 朝日出版社)を送っていただいた。
以前、BRUTUS No.644 『博物館ラブ』 の時にお世話になった、藤原さん初の単著ということだ。
年々“図書の冬の時代”の寒さが厳しくなるこの時代において、大ヒットとなった
『仏像のひみつ』『続 仏像のひみつ』(山本勉著 朝日出版社)につづいて、
〈西洋絵画〉がくるとは、正直思っていなかったが ―それが“きた”のだ!
ページをめくると、図版のバリエーションに驚く。
驚きつつも、藤原さんの「眼」が、一本筋がピッと通っているのを感じて、
きっと、こんな絵を集めた展覧会ができたら楽しいだろうな、と思った。
また、意外に僕が実見した絵も、それなりにけっこう有るなぁ、とも。。
いつの間にか長く生きてきたのかもしれない。。
「絵画」を扱いながら、
“古代ギリシャ人にとって「はだか」とは?”で、ギリシャ・ローマ彫刻に触れたり、
“「脅威の部屋」と美術館の誕生」”などのトピックがあったり、
絵画だけでなく、個人的な興味をくすぐられるページにも泣かせられた、、、
かんたんな言葉で切る、ということは昨今、とても重要になってきている。
しかしモノを見通すための深さを示すことも大切であるから、
「「描き方にはふたつある」①平面的 ②立体的」という見方について、
とてもわかりやすく触れられているのはたいへんありがたい!(勉強になります)
「キリスト」の教えを、文字を読めない庶民にも、
教会を訪れると、空間的・視覚的に体感することができるようなしくみになっている、
ということが、ヨーロッパ旅行をしていると本当によくわかる。
教会と同様、“世界1のベストセラー/ロングセラー”である聖書においても、
「あの絵も、この絵の絵も、聖書の「さし絵」だった」(帯のコピーより)のである。。
ブッダの物語りを、「仏伝」のレリーフで見るのといっしょなんだよなぁ・・・
以前、BRUTUS No.644 『博物館ラブ』 の時にお世話になった、藤原さん初の単著ということだ。
年々“図書の冬の時代”の寒さが厳しくなるこの時代において、大ヒットとなった
『仏像のひみつ』『続 仏像のひみつ』(山本勉著 朝日出版社)につづいて、
〈西洋絵画〉がくるとは、正直思っていなかったが ―それが“きた”のだ!
ページをめくると、図版のバリエーションに驚く。
驚きつつも、藤原さんの「眼」が、一本筋がピッと通っているのを感じて、
きっと、こんな絵を集めた展覧会ができたら楽しいだろうな、と思った。
また、意外に僕が実見した絵も、それなりにけっこう有るなぁ、とも。。
いつの間にか長く生きてきたのかもしれない。。
「絵画」を扱いながら、
“古代ギリシャ人にとって「はだか」とは?”で、ギリシャ・ローマ彫刻に触れたり、
“「脅威の部屋」と美術館の誕生」”などのトピックがあったり、
絵画だけでなく、個人的な興味をくすぐられるページにも泣かせられた、、、
かんたんな言葉で切る、ということは昨今、とても重要になってきている。
しかしモノを見通すための深さを示すことも大切であるから、
「「描き方にはふたつある」①平面的 ②立体的」という見方について、
とてもわかりやすく触れられているのはたいへんありがたい!(勉強になります)
「キリスト」の教えを、文字を読めない庶民にも、
教会を訪れると、空間的・視覚的に体感することができるようなしくみになっている、
ということが、ヨーロッパ旅行をしていると本当によくわかる。
教会と同様、“世界1のベストセラー/ロングセラー”である聖書においても、
「あの絵も、この絵の絵も、聖書の「さし絵」だった」(帯のコピーより)のである。。
ブッダの物語りを、「仏伝」のレリーフで見るのといっしょなんだよなぁ・・・
★《アートのお仕事》記録集 [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]
★ “アートリンク上野−谷中2009” の企画で参加した、
「谷中放談」vol.1 《アートのお仕事》の記録集が届いた(喜)
なかなかカッコいい表紙のデザインで、内容充実!の冊子が完成。
企画・編集に携わったみなさま、ありがとうございました。
★あらためてこの企画の開催概要は⇒http://shiseiology007.blog.so-net.ne.jp/2009-09-26
★ちなみに僕の回は、
第 2 回 木下 史青(東京国立博物館デザイン室長)
2009年10月11日(日) 17:00 ~ 19:00
会 場:東京国立博物館内VRシアター(TNM+TOPPANミュージアムシアター)
聞き手:坂元 暁美(上野の森美術館学芸員)
「記念写真が撮れる博物館を」
「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」(2006年)
「国宝 阿修羅展」(2009年)
「東博だからできる展覧会」
「日本の古典美術による教育」
「展示デザインの悩み、醍醐味」
とりとめのない話を、うまく編集してくれた坂元さんに感謝。
今年も地域に愛される、質の高いイベントとして開催されることを。。。
「谷中放談」vol.1 《アートのお仕事》の記録集が届いた(喜)
なかなかカッコいい表紙のデザインで、内容充実!の冊子が完成。
企画・編集に携わったみなさま、ありがとうございました。
★あらためてこの企画の開催概要は⇒http://shiseiology007.blog.so-net.ne.jp/2009-09-26
★ちなみに僕の回は、
第 2 回 木下 史青(東京国立博物館デザイン室長)
2009年10月11日(日) 17:00 ~ 19:00
会 場:東京国立博物館内VRシアター(TNM+TOPPANミュージアムシアター)
聞き手:坂元 暁美(上野の森美術館学芸員)
「記念写真が撮れる博物館を」
「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」(2006年)
「国宝 阿修羅展」(2009年)
「東博だからできる展覧会」
「日本の古典美術による教育」
「展示デザインの悩み、醍醐味」
とりとめのない話を、うまく編集してくれた坂元さんに感謝。
今年も地域に愛される、質の高いイベントとして開催されることを。。。
★ 束芋@横浜美術館 [展覧会・アートイベント etc.]
★ 確定申告の季節。
昨年税務署で電子申請したので、今年は自宅から簡単にできると思っていたら、じつは
カードを取得したり、ICカードリーダライタなるものの購入で数万円かかってしまう・・・
けっきょく休暇をとって、源泉徴収票の束や書類をかかえて税務署へ。
★税務を済ませて、「医学と芸術」でも行こうと思ったら、あら昨日までだ、、、
みなとみらいの横浜美術館へ。もうすぐ会期終了だた、月曜でも開館日
やっぱり見なきゃダメかなぁ、という気分で 『束芋 断面の世代』 。
映画の日だから、川崎アイマックスシアターで『アバター』のほうがよかったかと迷いつつ・・・
会場あいさつ中〈展示協力〉として森美術館のクレジットがある。
なるほど、この種の展示にはAV機器のノウハウが不可欠だからか、どこまで協力したのかな?
(現館長は、元森美術館アーティスティック・ディレクターだから、関係あるのか無いのか?)
会期終了が近いせいか、若い人でけっこう混んでいる。
子供連れのお母さんもチラホラ見えて、いい風景だ。
団地層、惡人、油断髪、団断、ちぎれちぎれ、BLOW と、テキストも楽しい。
似たような表現手法から、鴻池朋子さんの作品を連想した。
束芋は1975年生まれ、鴻池朋子は1960年生まれ、僕は両者の真ん中当たりより少々上。
方や“デジタルネイティブ”、方や日本画をバックボーンとするも、“筆ネイティブ”ではない。
世代論はともかく、なにかの世界を構築しようという“仕掛け”を魅せて、時代を表現している。
そういえば、やなぎみわもそんな共通な印象。そういう見方はよくないのかな・・・
やなぎは、1967年か・・・3者の表現について、だれか指摘してるかな?
横浜美術館に前回来たのは、松井冬子を見に来た時だ。彼女は1974年生まれ。
束芋と同世代、(女性ということでくくりたくはないが)
松井の場合、デッサン力には疑問があるが、“日本画的”表現にとどまった作家。
「束芋以前」と「束芋以後」と言われるようになるか?
もうちょっと注目してみよう。
☆けっきょく図録は買わずに、2007年 《GOTH》 図録をゲット。
昨年税務署で電子申請したので、今年は自宅から簡単にできると思っていたら、じつは
カードを取得したり、ICカードリーダライタなるものの購入で数万円かかってしまう・・・
けっきょく休暇をとって、源泉徴収票の束や書類をかかえて税務署へ。
★税務を済ませて、「医学と芸術」でも行こうと思ったら、あら昨日までだ、、、
みなとみらいの横浜美術館へ。もうすぐ会期終了だた、月曜でも開館日
やっぱり見なきゃダメかなぁ、という気分で 『束芋 断面の世代』 。
映画の日だから、川崎アイマックスシアターで『アバター』のほうがよかったかと迷いつつ・・・
会場あいさつ中〈展示協力〉として森美術館のクレジットがある。
なるほど、この種の展示にはAV機器のノウハウが不可欠だからか、どこまで協力したのかな?
(現館長は、元森美術館アーティスティック・ディレクターだから、関係あるのか無いのか?)
会期終了が近いせいか、若い人でけっこう混んでいる。
子供連れのお母さんもチラホラ見えて、いい風景だ。
団地層、惡人、油断髪、団断、ちぎれちぎれ、BLOW と、テキストも楽しい。
似たような表現手法から、鴻池朋子さんの作品を連想した。
束芋は1975年生まれ、鴻池朋子は1960年生まれ、僕は両者の真ん中当たりより少々上。
方や“デジタルネイティブ”、方や日本画をバックボーンとするも、“筆ネイティブ”ではない。
世代論はともかく、なにかの世界を構築しようという“仕掛け”を魅せて、時代を表現している。
そういえば、やなぎみわもそんな共通な印象。そういう見方はよくないのかな・・・
やなぎは、1967年か・・・3者の表現について、だれか指摘してるかな?
横浜美術館に前回来たのは、松井冬子を見に来た時だ。彼女は1974年生まれ。
束芋と同世代、(女性ということでくくりたくはないが)
松井の場合、デッサン力には疑問があるが、“日本画的”表現にとどまった作家。
「束芋以前」と「束芋以後」と言われるようになるか?
もうちょっと注目してみよう。
☆けっきょく図録は買わずに、2007年 《GOTH》 図録をゲット。