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★ 《西洋絵画のひみつ》 [展覧会・アートイベント etc.]

《西洋絵画のひみつ》 (藤原えりみ著 いとう瞳イラスト 朝日出版社)を送っていただいた。
 以前、BRUTUS No.644 『博物館ラブ』 の時にお世話になった、藤原さん初の単著ということだ。
 
 西洋絵画のひみつ.jpg

 年々“図書の冬の時代”の寒さが厳しくなるこの時代において、大ヒットとなった
 『仏像のひみつ』『続 仏像のひみつ』(山本勉著 朝日出版社)につづいて、
 〈西洋絵画〉がくるとは、正直思っていなかったが ―それが“きた”のだ!

 ページをめくると、図版のバリエーションに驚く。
 驚きつつも、藤原さんの「眼」が、一本筋がピッと通っているのを感じて、
 きっと、こんな絵を集めた展覧会ができたら楽しいだろうな、と思った。

 また、意外に僕が実見した絵も、それなりにけっこう有るなぁ、とも。。
 いつの間にか長く生きてきたのかもしれない。。

 「絵画」を扱いながら、
 “古代ギリシャ人にとって「はだか」とは?”で、ギリシャ・ローマ彫刻に触れたり、
 “「脅威の部屋」と美術館の誕生」”などのトピックがあったり、
  絵画だけでなく、個人的な興味をくすぐられるページにも泣かせられた、、、

 かんたんな言葉で切る、ということは昨今、とても重要になってきている。
 しかしモノを見通すための深さを示すことも大切であるから、
 「「描き方にはふたつある」①平面的 ②立体的」という見方について、
  とてもわかりやすく触れられているのはたいへんありがたい!(勉強になります) 

 「キリスト」の教えを、文字を読めない庶民にも、
  教会を訪れると、空間的・視覚的に体感することができるようなしくみになっている、
  ということが、ヨーロッパ旅行をしていると本当によくわかる。
  教会と同様、“世界1のベストセラー/ロングセラー”である聖書においても、
 「あの絵も、この絵の絵も、聖書の「さし絵」だった」(帯のコピーより)のである。。

 ブッダの物語りを、「仏伝」のレリーフで見るのといっしょなんだよなぁ・・・

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クボタオフィス 斎藤

史青さんこんばんは、KENJI KUBOTA ART OFFICE の斎藤です。
昨年のアートリンク谷中ではお話できて楽しかったです。
いつもブログ読んで頂いてありがとうございます。私たちも史青さんくらいマメに更新したいものです・・・。
そのブログですが、上記にアドレスが変わりましたので、よろしければリンクの変更をお願い致します。
3月からクボタオフィスにひとつ部門が増えまして、その関係で変更となりました。アーティストのマネージメントです。

今度お会いする機会があればぜひ着物で伺います!窪田がキュレーターの一人を努めている、六本木クロッシングのオープニングには久々に着ていくつもりです。

それでは、体調に気をつけてお過ごしください!(睡眠は大事です。)
長々と失礼致しました。。
by クボタオフィス 斎藤 (2010-03-06 23:33) 

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