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★「色を持たない歴史への視点と、僕のミュージアム巡礼」/『日本歴史』2014年1月号(788)(吉川弘文館) [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★年末に『日本歴史』2014年1月号(788)(吉川弘文館)が届いた。
★新年特集号 この博物館がすごい!
「色を持たない歴史への視点と、僕のミュージアム巡礼」…木下史青
 http://www.yoshikawa-k.co.jp/news/n3306.html

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 鈴木靖民先生を筆頭に、名だたる執筆陣のしんがりに、掲載していただきました…、、

 タイトルはどこかで聞いた事がある?かもしれませんが、
 中身は僕が見てきた歴史博物館について真面目に書きました。

 とくに近現代の極東アジア関係史を考えるうえで、
 僕なりに断片的ですが、博物館の歩き方を書いたつもり。

 一般書店でも手に取る事ができる、と思います。
 どうぞよろしくお願い致します。        史


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★本間紀男先生『木彫仏の実像と変遷 』出版記念パーティ [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★本間紀男先生『木彫仏の実像と変遷 』出版記念パーティ

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 大著ご出版、おめでとうございます。
 http://www.book61.co.jp/book.php/N07683

 夕方から上野精養軒3153店へ出かけた。

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 本間先生(81才)の力のこもったスピーチ。
 出版を影で支えられたという、奥様の姿がとても印象に残った。


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 渡辺邦夫先生に撮っていただいた、記念すべき一枚

 お会いするのは20年ぶりくらいご無沙汰で、
 やや不安ながらにご挨拶したところ
「いやー、君の作った卒制、覚えてるよ」とおっしゃられて、
 法隆寺宝物館の伎楽面、1/10模型をしこしこ作った記憶が…


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★平等院住職・神居文彰さまの祝辞。
 2000年『国宝 平等院展』以来、お世話になりご指導いただいている。

 60年、70年後の鳳凰堂改修に向け、今何をすべきか、
 という視点で科学的調査の重要性と公開性について語られました。
(いつも語りかけるような口調、見習いたいものです)


 旧友/級友や先輩も多く、とても気持ちのいいパーティでした。
 (その後、関君、安一郎、長谷川、みっちゃん、八幡さんらと二次会
 安っちゃんと三次会まで(~_~;)



★本間先生は、芸大デザイン科で、
 というより特に『仏教美術装飾特講』の授業でお世話になり、
 直接間接に仏像制作の本質について教わった。(と今になって思う)
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 「しかしこの栄光の陰には・・・・
  猛毒の水銀ガスによる死者がが数百名に及んだとの・・・」
  このくだりに震えた。

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 ※これが金箔張りの実習で作ったもの。
  どんなものでもいいので、赤・朱で下地を作り、
  その上からエポキシ樹脂接着剤で張る。

  東博 仕事場の机からでてきた。
  金・Goldは、講義で教わったとおり、永遠の輝き(`_´)ゞ


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★福島大学でのレクチャー、なんとか無事終了(`_´)ゞ [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★福島大学でのレクチャー、なんとか無事終了(`_´)ゞ

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★福島大学〈人間発達文化学類〉での講義を終えて、
 昨夜は円盤餃子をたらふく味わったo(^▽^)o。
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 福島餃子づくし、ぐるっと丸く最高です!
 渡辺 晃一先生ありがとうございました(^O^)/

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★翌日は休暇をとって、福島県立美術館訪問→会津の福島県立博物館へと、
 渡辺 晃一先生の車に乗せていただいて、
 たくさんの話しを聞きながら回ることができた。

 渡邉先生と知り合ったのは、そもそも美術解剖学会での活動がきっかけなのだが…
 この2日間のことは本当に感謝多謝!なんであります。

 それにしても福島は遠く「東北」のイメージであったが、
 新幹線で東京へのあまりの近さに我が無知を恥じる、か。


★福島県に行くのは14年ぶり、
 1998年12月にトーハク・展示調整室に採用・配属されて、
 初めての仕事が福島県立博物館』で開催された、
『日本の美-縄文から江戸まで- 平成10年度国立博物館・美術館巡回展』
 の展示調整(段取り)の仕事で出張して以来です。

 懐かしい人とも再会、会津で蕎麦をご一緒した。

 初心を取り戻すことができた、つもり。
 一昨年の3月11日から、東北/福島へは行くことがなかったけど、
 これから訪れて、何か関わっていく機会が生まれると思う。

 ===========================

★木下史青
  東京国立博物館 デザイン室長
 Shisei Kinoshita 
  Chief of Design, Tokyo National Museum

 僕はアートの力を信じています。
 アートが再び美しい光で照らしだされる日が、
 そして被災された方々が、心からアートを楽しむことができる日が、
 一日も早くこの地に戻るように

 I believe in the power of Art.
 May the day Art shines again beautifully comes as soon as possible,
  as well as the day victims of the disaster can fully enjoy it.

 「2011年3月22日 に寄せたメッセージ」   http://japanartdonation.org/
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★地球研ハウスと、“茶室と光/茶室とエコロジー” @京都精華大学 [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★総合地球環境学研究所の宿泊施設〈地球研ハウス〉からの眺め。
 素晴らしい環境と景色。遠く〈京都清華大学〉の字が見える。

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 今日は大学で「茶室と光」の講演ですが…よく考えたらここは京都じゃん!
 おっと、関西で「じゃん」は無いか…
 茶の湯の本場で茶室の話とは僭越すぎる・・というか荷が重過ぎないか?

 しかしこれは、博物館での〈茶の湯〉展示に関わる、
 こだわり続けている、重要な研究テーマなのである。
 このテーマを与えてくれた地球研の鞍田崇さんには、
 2007年のレクチャーの時から感謝しているのだ(`_´)ゞ

 で、〈茶室〉だが、
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 恩師 稲次敏郎先生のご著書を読み返しつつ、画像を整理。
 パワポにまとめる作業。
 師の仕事の偉大さにいまさらながら敬服しつつ・・・

 やっとパワポ作業終え…準備してたらあっという間に朝。
 地球研ハウスからの景色を借景に一服いただいて、なんとか気持ちを静める。

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★軽くハンバーガー屋で鞍田さんと打合せ後、発車したらクルマがパンク、、、、
 タクシーで僕だけ大学へ、
 レクチャーは初対面の村松先生の仕切りでスタートして、、(汗

★レクチャーでは、草庵茶室と露地から数寄屋と庭への話をこなし・・・?
 “茶室と光”については、なんとかオリジナルの考えを盛り込もうと、
 東博庭園の、小堀遠州による転合庵の茶室と庭園も追加して、、
 大徳寺孤篷庵の話まで、、さらにホネ茶会や自宅茶室の光など//

 いちおう茶室での光、の話につなげた。(つもり)

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 なんとか終了、学生には何が記憶に残ったことやら
 しかし自分自身、あらためて〈茶の湯〉展示のヒントが見えてきたのは収穫(`_´)ゞ

※学生はグループごとに、
 ワークショップ〈茶室〉を創る、〈茶会〉を行う
 についてディスカッション中。

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★飲み会に行く途中、誘ってもらったので、
 明倫小学校にて三点倒立に挑んだ(けどへたくそすぎ)
 ほんとはさかだちしないといけないけど、ぜんぜんできてない。。
 頭は看板で隠れたし・・・(村松先生、ありがとうございましたm(_ _)m)

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 6月6日は、逆立ちの日。京都芸術センターにて。
 6th,June is International Head Standing Day. Kyoto.
 (村松伸先生のfacebookより)


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【茶室のエコロジー】
 ラスト2回は職人気質を兼ね備えた、
 二人のスペシャリストのお話。
 まずは、光の史青さん。

■ vol. 6 茶室と光
 06. 06 13:00-16:00 京都精華大学春秋館S-101
 ゲスト: 木下 史青(東京国立博物館デザイン室長)
 http://www.chikyu.ac.jp/archive/topics/2013/seminnar_130502-0613.html

史青さんは日本の博物館・美術館で初の展示デザイン専門スタッフ。海外のミュージアム動向を熟知するとともに、遠州流をたしなむ茶人でもある。展示空間としての茶室をどう語るのか。僕もちょー楽しみ。 ちなみに、史青さんとの出会いは、7年前のプライスコレクション展でした。若冲をはじめとする江戸絵画の展示で、彼が手がけた「うつろう自然光」の再現に魅了されたのがきっかけ。「いままでいちばん感動した展覧会は?」と聞かれたら、まよわずこの展覧会をあげる。絵が「動く」という経験は、後にも先にも他にありません。 *当時の感動を綴った文章、まだ残ってました。
 http://www.chikyu.ac.jp/sato-project/thought16.pdf
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★「魅力ある展示とは?」@長崎 [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★羽田から長崎へ向かう。
 長崎県博物館協会 ミュージアム連携促進事業からお声がけいただいた。
 http://www.pref.nagasaki.jp/new_naga/html/02/02/06/03/005.html

 12月11日(火)に、長崎歴史文化博物館での研修会に参加の予定。
 「魅力ある展示について」が与えられたお題で時間を頂戴したので話しをする。
 さて何の話をしたらいいのかな(`_´)ゞ

★”龍馬のコーヒー" で眠気覚まし(`_´)ゞ
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 少し早く到着したので、博物館のレストランカフェにて。

 こちらの復元された奉行所は、なかなか立派!有効活用するといいだろうな。
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 しかしこのエントランスはいささか盛り上がりに欠けるなあ。。。
 せっかくの黒川紀章建築だが、気持ちの高揚感がない。 ん、龍馬?
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★春にリニューアルされたという博物館の展示を、研究員の方にご案内いただいた。
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 上野彦馬のカメラ⁈で撮ってもらった (`_´)ゞ
 龍馬さんはのべ五年ほど長崎に滞在し、大きな足跡を残したようです。
 街のあちこちで龍馬の姿が…福山大河おそるべし。

★天主堂を見上げる(`_´)ゞ
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 博物館でキリシタン関係遺品を見るうち、まだ間に合うと思ってタクシーで大浦天主堂。国宝建築である。

★大浦天主堂でほぼ一人で居た。
 外に出るとそろそろブルーモーメントの時間。
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★大浦天主堂を出ると、わずかに時間がある。のでグラバー邸へ。
 ここへ伯母と従妹と来たのは二十数年前だろうか//
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 長崎キリスト教会関連遺産一括で世界遺産登録を目指す天主堂の整備はいま一歩か?と感じたが、
 こちらグラバー邸周辺は、公園として観光スポットとしてかなり作り込まれている。
 拝観料300円と入場料600円では、その内容も意味ももちろん違うと思うが・・・

 あまりに美しい夜景の時間をほとんど独り占めだ!と思ったらiPhoneがバッテリー切れで撮影不可。(泣)
 博物館で撮りすぎたか、、やっぱりカメラは重くても持ってくるんだったと後悔。

★今朝のホテル朝食はオーガニックこだわりですこぶる美味しかった。
 その後美術館へ。M2などで知られる建築家の設計だ(`_´)ゞ
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★美術館の裏側、ひっそりと水辺に立つ巨大なブロンズ像。
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 一目でダリとわかるが、なるほど平常展のコレクションはスペイン美術が多かった。
 しかしコレクションのコンセプトはわかるが、これはかなり強烈な造形で、
 被爆地であるナガサキではどのように受け止められているのだろうか・・・しかもダリ自らの彫刻ではない?だろう。

 美術の価値はどう作ろうとも受けとめようとも自由なのは確かだが。。
 何か市民的な議論はあったのだろうか、調べてみよう。

 今回訪問が叶わなかった原爆関連/戦争遺跡関連施設に、次の機会には必ず行こうと決めている。

★タクシーで、この壁なんですか?と聞くと「出島の復元ですよ」と。
 そうかこれかと立ち寄ってみる(`_´)ゞ
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★さるく、のキャラクターらしい(`_´)ゞ
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★さて午後からの研修会の場所。
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 105分間たっぷり時間をいただいている。
 最後の いくつかの質疑には、ちょっと上手く答えられなかったような…また来ようと思う

★極上ちゃんぽん
 明日のパワポをホテルで作ってたら寒くて空腹( T_T)
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 でぶる寒い外に出て、客引きの声に耳を塞いで慣れない街をウロウロ…
 長崎水餃子の看板につられて”極上ちゃんぽん"と水餃子を。
 生からすみ、カキ、ちくわ、イカ、ホタテ…入のそれは今まで食べたちゃんぽんとは別物の味でした(`_´)ゞ

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★「博物館へまた行こう」(仮・苦笑) [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

『博物館へ行こう』4刷目の本、出版社より拝受です。
 http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/0707/500571.html

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 執筆していた頃(2006年春ごろの事)、
 余裕無くあれこれ悩んでたところ、
 編集者がビシッとシンプルに決めてくれた書名タイトルと、
 難しいリクエストに応えてくれた理万子さんの表紙画を眺めつつ、、一杯です。

 タイトルは、展覧会と同様に、
 ほかに代わるものがないくらいにシンプルなものがいい。
 ってことはよくわかったんだけどなあ・・・うーむ。
 これがなかなかむずかしいのです。

 ※「博物館へまた行こう」(仮)は、いつ出ることやら_φ(・_・


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★地元大森・蒲田/東京工科大学 [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★東京工科大学デザイン学部での集中講義。
 http://www.teu.ac.jp/gakubu/design/

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 東博OBの先生よりお声がけいただいて、
 初めてお邪魔した大学である、
 というより京浜東北線の駅を降りると、
 大森で生まれ育った僕にとっては懐かしすぎる景色。

 蒲田は、小中時代は自転車で“遠征”したり、
 高校時代は模擬試験に工学院へ出向いたり、
 浪人時代に訳!?があって行ったりと・・・
 大学時代は環境デザイン事務所で徹夜のバイト。。

 いつのまにか立派なキャンパス風景が広がっている。
 新しい大学で、その高層建築には空きスペースも多いけど、
 学生一人一人の肩には、これからの日本を背負って立ち、
 ここから始まる「伝統」を築き上げる可能性が乗る。

 きょうの僕の拙いレクチャーで、
 少しでも「トーハク」という存在が、
 心のどこかに残ってくれるといいなあ、を願うのみ。
 帰りの京浜東北線の車窓から、懐かしい景色を眺めつつ//

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 現東京藝大美術学部長 池田政治氏の作品(2003)が、エントランスホールの一角に。
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★コミュニケーションデザイン展/日本大学藝術学部 [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★日本大学藝術学部 CD展(コミュニケーションデザイン展)を見てきた。
 今年度、非常勤講師を勤めているCDXIの学生の課題研究成果が出展されている。
 ※ここに紹介していない学生も皆がんばっています。

 日本大学藝術学部江古田校舎
 ◆ギャラリー棟にて

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 CDXI 渡邉真弓さんの作品(左)

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 プレゼンテーションの様子

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 “観察と表現” “物質と存在” “環境と空間”
 コミュニケーションのありようをさぐる。そして発想の飛躍が大切。

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 コンセプトブック

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 以下、コンセプトブックより頁抜粋

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 大豆、ピーナッツ、乾燥した大豆、柿の種

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 地層・・・なかなか密度ある仕事です

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 江古田の街が活き活きと見えてくる!?
 いつもと少し違う風景。日常を超えたリアル。

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 いちおうこんな課題です。

 いったいどんな授業なの?と聞かれても・・・アハハ。
 答えは脳の中にある。身体を動かしながら考える授業です。

 ◆西棟3階 芸術資料館

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 こちらは木村政司先生の課題。
 本澤さん、高橋さん、腰越さんのポスター作品

 ◆コミュニケーションデザイン展
  日 程:2011年11月29日(火)から12月21日(水)
  時 間:10:00ー18:00
  会 場:日本大学芸術学部江古田校舎
     (ギャラリー棟A&Dギャラリー、西棟3階芸術資料館)
      ※休館日:12月4日(日), 11日(日), 13日(火), 18日(日)


 ◆江古田キャンパス
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★石川直樹さんとのトークショー『谷中放談vol.3』「For Everest」 [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★昨日の アートリンク上野・谷中の『谷中放談vol.3』
  石川直樹 さんとのトークショー 『For Everest』
 @東京芸大第一講義室は180名満員御礼。

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 僕にとって、普段とは違うしごとの機会を与えていただきました。多謝。
 ほんとうに拙いナビゲーター役でしたが、とっ散らかった僕の質問にも、
 石川さんの言葉の端にでてくるユーモアあるレスポンスのおかげで、
 会場からは何度か笑いも沸きました。

 いつも意図して笑いをとろうとするとたいがい失笑」なのですが、
 あの「笑い」は、石川さん自身の、
 そっけないようで、何か人を惹きつける個性/人柄なのでしょう。
 アーティストとして必須の魅力だと思いました。

★僕の少々長かった?自己紹介に続き、掛け合いの話など、、
 お持ちいただいた映像は三本。
 ① 石川さんの原点とも言える、2000年『P2P』の映像10分ほど。
 ② 本人“若気の至り”と称するテロップ入、2001年エベレスト初登頂に到る映像10分ほど。
 ③ そして今回トークショーのハイライト・2011年の2回目のエベレスト登頂が10分程。

★アート、芸術に関する内容的なつっこみを期待する観覧客もいたようで、
 僕ももっと掘り下げてもいいのですが、彼の著作/写真集を読み込む時間が足りず、
 とにかく今の制作プロセス、すなわち
 《現代の、リアルタイムでのアウトプットを意識した、旅のスタイルへの実行》
 《人とのコミュニケーションを通じた、失われつつある風土/方法論への追求》
 《作為をとり去り、客観的な眼差しでの、ブローニーフィルムによる写真表現》
  そんなところまでは、なんとなく引き出せたかなぁ、と思う次第。

 絵を描いても、彫刻を彫っても、工芸の究極の技も、
 そこに作為を見せるか、無作為を試みるか/装うか、
 アーティストは個と普遍/主観と客観の間で悩む。

 石川直樹の昨日の言葉、
 「ファインダーを見ずにシャッターを切ることもある」など、
 あるいは個人的な冒険旅行記や感傷的な思いを綴る、
 いわゆる探険記が多い(そんな類いの本しか無かった)読書経験から、
 少しでもそうではなく「記録する行為であるよう」を心がけようとしているという、
 そのコンセプトは明確に受け取った。(うーん、記憶が正確で無いかも)
 
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 最近の、仕掛けが目立つ現代美術的な読み取り方で、
 たとえば谷中で彼の作品にいきなり接すると、
「ただの山の写真」、にしか見えない事があるかもしれない。

 それが、今回のトークで、少しでも鑑賞理解のきっかけ、彼の著作や、
 彼が読み、歩いてきた過程(家庭ではなく)に触れることになれば幸いである。

 実際僕はこの2ヶ月ほど、2000年のプロジェクトを元に出版された
『この地球を受け継ぐ者へ―人力地球縦断プロジェクト「P2P」の全記録』を読み、
 その最後のアルゼンチンでの一瞬をとらえた番組『情熱大陸』を見た。
 その後の10年、2011年までの時間を、僕自身が振り返る2ヶ月だった。

★トークショー終了後、
 展覧会会場の スカイ・ザ・バスハウス に立ち寄ると、
 思い思いに鑑賞する人の多いこと。
 エベレストの写真に何か喜びを見出しているように、最近の月並みな言葉だけれど、
 まさに元気と勇気を受け取っているかのように感じました。

 そのあと カヤバ珈琲 の2階に寄ってみると、
 スプツニ子!/Sputniko!の掛かった床の間の前で、石川さんが取材を受けていて、
 連日の取材ラッシュ/執筆依頼/講演などが目白押しのようです。お疲れさまです。

 僕は名物の「卵サンド」を頬張り、コーヒー飲んでリフレッシュ。
 床の室礼を考えつつ、来週の、この場での茶会に向けて気分を切替えたのでした。。。
 うーむ。
(↑これは石川氏の初期の本によく出るフレーズ。ずっと読んでたので遷ったかも)

★トークショー会場の藝大第一講義室は、数々の名講義を聴講した思い出深い階段教室。
 アートリンク事務局からお願いして、
 油画科の保科豊巳先生のご尽力で会場をお借りする事ができました。
 保科先生は過激にデリケートな作風の、
 時には近付き難いような!?炎の芸術表現(失礼)で知られる方です。
 こんな場所からですが、感謝申し上げます。
(そして会場セッティングをお願いした西村さんありがとうございました)

 デザイン科出身の僕と、 『環太平洋における群島文化論 : 東南アジア島嶼部・ベーリング海周辺地域における神話と渡海の文化を視座として』 により、
 先端芸術専攻で博士号まで取得した、若きホープ石川直樹さんとのトークショー。

 僕の学生時代、藝大で「文化人類学」といえば、
 非常勤でいらしていた早稲田大学の西江雅之先生だった。
 スワヒリ語の辞書を著された先生に、講義後によく大浦でお茶をご一緒した。
 〈文化人類学とはヒトがそこに生きるありよう〉〈タブーとは何か〉
 〈小さなカバン一つで世界のいつでもどこへでも行く事ができます〉

 何年かに渡っていつも面白いお話しうかがったなぁ。
 こんな大学の先生もあるのかと、当時は西江先生のような生き方にも憧れたんだが、
 結局僕はフィールドに出ず、博物館の世界(脳の中)に今も留まっている。

★さてこのような得難い経験を、これからの活動、そして
 東京国立博物館をおもしろくする仕事に生かしていこうと思っています。。
 その前に《お茶!LIVE》の『行の茶会』が・・
 それもトーハクの、未来の、すべての地域に愛される博物館・美術館ため。

 最後に石川君から別れ際に「こんど富士山、一緒に行きましょう」の言葉。
 山とはまったく縁のない僕だが、トレッキングシューズを手に入れないと。 
 まずは『富士山にのぼる』を読む。(これは冬の富士山、いつか冬登るぞ)


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★[講談社エッセイ賞]パーティ ・ \ブログ500/ [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★ブログの記事が500回目になった。

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 [講談社エッセイ賞]を受賞した、内澤旬子さん
  『身体のいいなり』 の贈呈式・祝賀会にご招待いただきました。
 このような慣れない会には初参加なのできょろきょろ。

 場違いじゃないかな・・・やっと1人の知り合いに声をかけられたので、
 大勢に囲まれた美しい内澤さんを見つけてかろうじてご挨拶できた。

 彼女の美しさの秘密は、エッセイを読むと少しだけわかります。
 ベストセラー『世界屠畜紀行』もおススメ。

  / 講談社ノンフィクション賞、講談社科学出版賞 もあって会場は盛況。。
  本屋で目にした事のある、魅力的過ぎる本が並ぶ。。
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 う〜 読書欲の秋がくるくる。。


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