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★ パレオパラドキシア [骨・美術解剖学・身体]

★ 仕事がらみ!? で 国立科学博物館へ行く。
 気になったのは[パレオパラドキシア]の化石(復元骨格)だ。

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 NHKスペシャルや恐竜展のおかげで、この夏の子供たちの頭の中は、
 哺乳類と、恐竜の子孫である鳥類(ガストルニス)と、水辺の王者・ワニの、
 三つどもえの世界観、ということになっている、らしい。

 その後、三つどもえのバランスが崩れて哺乳類が突出して進化し・・・
 多様に姿を変えた哺乳類のなかにパレオパラドキシア(Paleoparadoxia)がいる。
 カバのような体で水辺に棲んでいたらしいが、約1300万年前に絶滅した。

 頭骨化石から迫力ある顔つきが想像できるが、想像図は穏やかそうに描かれている。

 IMG_1661s.jpg

 >>>『絶滅した哺乳類たち』
     冨田 幸光 (著), 伊藤 丙雄, 岡本 泰子
     丸善 (2002/08)
     http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/book_data/search/4621070762.html
     IMG_1692.jpg

     ※パレオパラドキシアは48頁に所載。

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★ 同時代のアート [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★ 女子美術大学3年「展示計画研究」課題は、
 『同時代のアート』というテーマ。
 今日はプレゼンテーション&講評会。
 この課題は3年目。。。

 ◆ 自分の生きる「時代」に向き合う。
 ◆「アートとは何か?」を考える。
 ◆ 公開するに相応しい「場所」を探す。

 ひとつの展覧会を企画するための方法論は、
 課題のプロセスの中で、その「きっかけ」だけレクチャーしたつもり。
 うまく吸収してくれた人、消化不良っぽい仕上がりの人、レスポンスはいろいろ・・・

★「土偶は芸術か?」        :10分間レポート
 「土偶でコミュニケーションとは」 :15分間レポート
 「土 偶」展             :展示計画
 「好きな博物館・博物館の空間は」 :アンケート
 「照明の基本/光の見方」     :展示照明
 「同時代のアート」        :展覧会企画

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 10年前に某大学で非常勤講師を始めた時は、
 学生たちとほぼ「同世代」的に考えることができたが、
 今はさすがにそういうわけにはいかない。

 レポート、アンケート、調査ファイル、展示リスト、企画コンセプト/プレゼ
 提出物の内容を眺めつつ、こちらが刺激を受けることもあったり、
 もうちょっと勉強しろよ〜とつぶやいてみたり・・・

★ ///もうすぐ7月が終わってしまう(焦


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★ 森美術館で、“日本の自然知覚力を考える・・・!?” [展覧会・アートイベント etc.]

★ 森美術館の “日本の自然知覚力を考える・・・!?” 内覧会へ急ぐ。

 体調がイマイチな上に、六本木ヒルズへ行く坂は相変わらず渋滞気味。
 それでもなんとか地下P2駐車場に滑込みセーフ。

 会場の写真撮影が許可されていたので、by-nc-nd.png

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  吉岡徳仁《スノー》2010年(1997年~)

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  篠田太郎 2010年

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  篠田太郎 2010年

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  篠田太郎 2010年

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  栗林 隆 2010年

 たしかにおもしろいんだが、ふつうは¥1,500−か・・・

 むしろ展示デザイナーのさりげないコーディネート力と、会場設営/AV機器類のテクニックに、
 森美術館スタッフの底力を感じてしまった。


★ いつもはさらっと通りすごすMAMプロジェクト: トロマラマ
 ローテクだけど斬新!?な表現に、たしかな実力を感じた。

 pic01.jpg
 《戦いの狼》 2006年
  ビデオ・インスタレーション(ストップモーション・アニメーション・ビデオ、約450枚のベニア版木)
  4分22秒

 ※しまった! カタログ引換えの申し込みを忘れた!(悲))

 

 まったく退屈な“日本の自然知覚力”がぶっ飛んだ!!!!!

 
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★ 『美術館 LEDで変わる』 > 『誕生! 中国文明』 [博物館・美術館]

★ 先日受けたインタビュー記事が、
  7月21日(水)朝日新聞夕刊 “beアート 美と出あう” 欄に掲載された。。

 『美術館 LEDで変わる 細部まではっきり 作品を保護』

 asahi_hensyo.jpg

   “LED照明で「編鐘」が浮き上がったように見える”
       ↓↓↓
     『誕生! 中国文明』展

 高透過ガラス+低反射フィルム+LEDスポットライトの組み合わせにより、
 編鐘の青銅色が、不思議な浮遊感※を纏って迫ってくる。
 必見!!

 ※今回は演色性の良いハイエンドLEDを用いていないため、浮遊感効果!?をもたらしています。
  この「編鐘」は「国宝 平等院展」(2000年)の時の再現を見るかのよう・・・



 「ルオーギャラリー」@汐留も早く見に行かないと、、、


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★ 美術解剖学会 『中尾先生に学ぶ「美術解剖学的オタクフィギュアART」』 [骨・美術解剖学・身体]

★ 午前中宅配便受け取って、午後から東京藝大へ出かける。
 きょうは第17回 美術解剖学会大会

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 午後からの特別講演『美術解剖学の過去、現在、そしてこれから』に、
 アーティスト 村上 隆さん(といっても水泳部の先輩)が講演予定。。
 メチャメチャ忙しそうなのに、はたして本当に来るの?
 (事前のチラシでは、演題が「(未 定)」とある)

 最近彼は、藝大・日本画科を含む日本のアーティスト教育システムに言及していて、
「いまさら?」と疑問に思っていたので、時間がゆるせば聞いてみようかと・・・

 100717美術解剖学会_1610s.jpg
 演題は『中尾先生に学ぶ「美術解剖学的オタクフィギュアART」』。楽しみだ。

 約40分の予定時間が、20分ほどで話が終わり、あとは質問の時間。
 で、訊いてみた。

 最近のPodcast“エフエム芸術道場”や、Twitter、USTREAM・・・などでの発言と、
 日本画技法で(南米の)魚を描き、生物や骨学/筋学のレクチャーを聴講していた頃との間に、
 どんな連続性(あるいは意図的な断絶)があるのか無いのか?について、、
 そしていまさらなぜ「日本画」に言及せねばならないのか・・・
 焦りなのかある種の危機感なのか? ※または年ゆえの教育的意識の目覚めか,,,,,

 抽象的な僕の質問に対して、実に真っ正面から素直すぎるかとおもうような回答、
 ある種の僕の誤解もあったようで、疑問が氷解していったのでした。。。。
 (ここではうまく書けないが、、)

★ 他の興味深い講演を聞いて、大会は終了。
 懇親会は失礼して、ちょっと職場にもどってヤボ用をかたづけ。。

☆ 表参道で開催中の同級生の個展に駆けつけよう・・・
 と思って到着したら、最終日ですでに搬出後。。。。
 今中君、スマンでした m(_ _)m


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★ 相模原市立博物館と《はやぶさ》 [博物館・美術館]

★ 女子美術大学・芸術学科のレクチャーに行く前に、
  “はやぶさ”カプセル関連の展示が予定されているという 相模原市立博物館へ。
 相模原へ通って4年目にして初めての訪問。

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 建築設計は アーキヴィジョン

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 『おかえりなさい!!“はやぶさ”』コーナー

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 はやぶさ1/10模型

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 小惑星“イトカワ”の模型。でっかいウ○コのごとき造形(ラッコ形というらしい)

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 ちょうど企画展示に館所蔵の「土偶文様付土器」が!

 おみやげに“はやぶさ・クリアファイル”を買ってきた。
 売り上げが少しでもプロジェクトに貢献しますよう。。


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★ 奈良の古寺と仏像 / 東博カフェ [展覧会・アートイベント etc.]

★内覧会のお誘いをいただいたので三井記念美術館へ
 特別展「 奈良の古寺と仏像 〜會津八一のうたにのせて〜

 奈良の古寺と仏像_3162.jpg

 オールスター仏像ばかり勢揃いの、期待を裏切ることの無い展覧会だった。
 法隆寺の金銅仏から等身大くらいの仏像がケースに整然と居並ぶ様は壮観。
 お江戸日本橋で出現した、ほとけの異空間を、會津八一が運んできたよう。

 あらためて美術館の展示ケースを見ると、上部光ファイバーの位置が、、、
 普通対角位置についている先端器具の孔が正面(前後左右)の位置にある。
 これなら仏像の顎の影が左右に2つ出ることもなく、
 茶道具/茶碗にも正面から照射が可能だ。なるほどなるほど。。

 壁付きケース内に最新の 薄型免震装置を発見!
 なるほどなるほど。。

 最後の展示室で、懐かしい釈迦如来坐像に対面。
 1999年に東博で開催された「室生寺のみ仏たち」にお出ましいただいた時以来。
 厳しくも慈悲深い眼差しと造形の威力に、夏風邪気味の自分が圧倒された(汗、、

☆さて仕事場に戻って残業しないと・・・
 きょうから東博には工事中の東洋館前にカフェが出現!!

 カフェ・ラコール_7385.jpg



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★『週刊読書人』100702 [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

『週刊読書人』という、
 “本に関わる全ての人へおくる 書評の新聞”が届いた。

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 ■10面
 ◆特集=東京国立博物館・デザイン室長 木下史青氏に聞く—聞き手・大山敦士氏
  —東京国立博物館・平常展の新たな輝き—11万件を超えるコレクションを照明で魅せる—

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 “あらゆるシーンの光から学ぶ”

 “ここでしか見ることのできないリアリティ”

 “お気に入りの名品を見つけてほしい”

  という構成。
  がんばらないと///v!!v

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★選挙掲示板 [都市・街・公園・光・風景]

★ 渋谷区の選挙掲示板

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 “せんきょだよかならず行ってねとうひょう日”

 初めて選挙に興味を持ったのは、小学四年生だったと思う。
 東京都第2区(中選挙区)で、石原慎太郎 故上田哲 大内啓伍 故新井将敬がいたのをよく覚えている。
 なぜ選挙の話題で教室で盛り上がったのかは、覚えていないが、
 各政党ともスター的な政治家が多かったのだろう。

 はじめて選挙権を得た時はこの選挙区だったが、だれに投じたかは覚えていない。

 今回のW杯、開催地の南アフリカは、25年前にはひどい状況だった・・・
 反アパルトヘイトの歌=『"Sun City" by Artists United Against Apartheid』は、
 いまから25年前、1985年に聴いた。
 
 僕が20歳になった年、大学に入学した年に参政権を手にした。
 まだドイツは東と西に分かれていた。日本はまだまだバブル・エコノミー絶頂だった。

 まだこれから!、の《サッカーW杯》を開催できるようになった南アフリカ。
 訪れたことはないが、今後旅することはあるのだろうか///

 6月は忙しくて4回しかブログ更新してなかった。
 今日は、とりとめのない、ほとんどつぶやきのような日記だな、、
 明日も、たぶん明後日も、特別展の準備・照明の追い込み作業がつづく。。。



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