SSブログ

★黄不動  ☆利休 [博物館・美術館]

★サントリー美術館『三井寺展』展示替え後の再訪。
 国宝「黄不動」(不動明王像/黄不動尊)一幅 を見に行くのが目的。
 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/09vol01/index.html
 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/09vol01/img/list.pdf
 07032009三井寺展.jpg

●目的の『黄不動』を見る。
 壁付きケース内に仕切りを作ってあり、同一ケースの他の作品とは一線を画す扱い。

 “虚空に立つ”という全身の姿を、はなれて眺める。
 目・鼻・口・牙・髪・耳・飾り・剣・臍・左腕・右腕・足・衣・指 描写を目に焼き付ける。
 眼光、光背の炎の描写を見るが、見れば見るほど姿がぼやけてくるようだ。

 すばらしい、とかの感覚を超えた絵の室であることは確かだ。
 もういちど離れてみて、しゃがんで、ひざまずいて見てみる。
 これほどの絵画が展示されているのに、(幸いにして)わりと人並みは途切れがちだ。

 やはり見れば見るほど、この平安絵画のタッチはわからない。
 この感じは、レオナルドの画を見ている感覚に似ている・・・

●照明が変化する襖絵の展示は「第5章 勧学院障壁画と狩野光信」
 内覧会の時はほとんど気付かなかったので、今回はよく見る。
  ・通常の展覧会での一般的な照明
  ・ろうそくの光で見たような照明
 調光装置と蛍光灯安定器のマッチングが悪い?のか、チラツキが目立つ。

 蛍光灯のみの場合と、スポットライトによる照明の場合が、
 約3分ごとに繰り返しているという、調光が行われているようだ。
 こういう照明を行う場合は、もっと器具の光学制御手法を考えなければいけない。
 昼光の指向性や障子の拡散の具合、蝋燭や行灯の光の性質を意識したいところか。


★千利休・織部・遠州に関する雑誌/小説/漫画を続けて読んでいる。
 『千利休の功罪』
   ※雑誌「Pen」が年1回、茶道を特集する号。
 『利休にたずねよ』
   ※直木賞受賞作。知人がこの作家と同じ社中とのことを聞き、より興味がわいて楽しんで読んだ。
 『へうげもの 第8服』
   ※基本的には古田織部のストーリーだが、ここ第8巻に到って利休自決が迫ってきた・・・
 『なごみ 1994年5月号 “特集 きれいさび” 小堀遠州の試み』
   ※裏千家系の雑誌が、遠州の美「きれいさび」を特集。ネットで入手した。さて中身は・・・



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

黒猫★☆白蜂

TOPへ★  ↓

黒猫★☆白蜂

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。