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★金沢21世紀美術館 『杉本博司 歴史の歴史』 [展覧会・アートイベント etc.]

☆雷鳥に乗って、京都から金沢へ
 雷鳥1094778608_45.jpg

★金沢21世紀美術館
 『杉本博司 歴史の歴史』
 http://www.kanazawa21.jp/exhibit/sugimoto/

 杉本博司_217.jpg

【展示に関する覚え書きメモ】
 ↓
 最初の展示室に入る。化石が展示されている。
 んっ 気持ちのよくない、重い空間だ。

 作家が自ら語るビデオを見る。(前日の「画室の栖鳳」のよう)
 大判の写真は、アシスタントがレタッチしている。とのこと。
 なるほど、レンズについてゴミは、ネガに写り込んでしまうので、
 消さないといけないのか。

「海」を撮った写真が9枚。円形の展示室にぐるっと。
 マイベストは「リグリア海」1993年の作品。

 “解剖学”の展示室。うーん・・・浅い感じだ。

「仮面」の支持具は耳穴に棒を掛け渡して、
 重り付きスタンド裏板を引っ掛けて展示されている。

 展示は身長175cm用の設定だな。150cm代の人にはちょっときつい。
 米国向きのつもりか??
 アクリルカバーのケースはなかなかよい出来。
 調湿もどう納めているのか、外からだと見えない。

 “宗教”の展示室。
 法隆寺の伝来裂とリストにあるのだが、無い。
 監視さんに聞くと展示替えがあったらしい。残念。


☆結局、作家が何がしたかったのか、わからなくもないが、
 貧弱なコレクションをこのような形で見せつけられても、
 モノがかわいそうに見えてしまったのではないか。
 せっかく期待して楽しみに金沢までいったのだけれど、
 前日の椿昇のほうが力強さを感じてしまった。

★「タレルの部屋」再訪。

 タレル8608_85.jpg

  とても気持ちがいい。
 ※最初に訪れた時よりも、大分傷みがみえてきている。
 http://www.kanazawa21.jp/ja/03news/2009/index.html
 でも来月メンテナンスをするらしい・・・きっときれいになるだろう。
 アメリカの、乾燥した地域とではオッケーでも、
 湿潤な日本ではこういう作品の維持管理は難しい。

★SHISEI2009年03月01日 01:36
自問自答する。

現代美術館では、
 このような「自然史学」「宗教学」「哲学」「数学」「解剖学」などから、
 もっと自由な位置と価値観で、美を語らなくてはならないのではないか?

それは人にとって、必要不可欠な存在の問題ではあるけれど、
 「学」なるものからはもっと突き放たれて、突き抜けた軽さがなければいけない。

そうでないと、それはとても“アカデミック”に見える。
あぶないあぶない。

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