〈空間の緊張感〉 ★ 『最後のマンガ展』 井上雅彦 ◆いのうえの

★上野の森美術館　『井上雅彦　最後のマンガ展』内覧会へ
　展覧会はすでに24日(土)から始まっている。
http://www.ueno-mori.org/special/2008_inouetakehiko/index.html
　

　ちょっと世代が違っているのでほとんどというか、まったく読んでない。
「バガボンド」は、着物の着こなしのお手本にした。着物は去年初めて買った。
　といっても着崩しの粋なので、まだまだ僕では参考になるとは思えないが、武士が袴をはいている姿は、このマンガがいちばんかっこ良かった。

　展覧会場のデザイン：動線、照明、作品の配置構成、が垂涎の出来。マンガの展覧会は今までも何度か見たけど、だいたいがっかり・・・なんだけど、今回は良かった。これは素人の仕事ではないな。

　白→黒／透ける→闇→白／黒→砂浜・・・会場のイメージ。
　図録をよく読むと、その種明しが詳細に明らかにされているので、興味のある方はぜひ観て見て下さい。図録から「空間の緊張感」を生み出すプロセスが伝わってくる。

　照明は海藤春樹氏（美術館のSさんに聞いたところでは、ERCOの器具を補強したとのこと・・・その効果は確かにでていたけど）

　会場内でY先生とばったり。先日のサントリー美術館ではあまり納得されていないようだったが、今回の秀逸な展示はお気に入りの様子。比較は難しいが、「気持ちよさ」ではマンガ展に分がある。
　レセプションらしき時間になったので、会場を抜け出してS新聞のigさんとスタバでお茶してあれこれ世間話。

★今日の“情熱大陸”500回記念、U25の特集が楽しみ。

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