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★ 異界の風景  Views of IKAI [展覧会・アートイベント etc.]

★昼休みに、東京藝術大学美術館へ

  異界の風景 東京藝術大学油画科の現在と美術資料

 大学美術館の収蔵品展+油画科教官による展覧会、といえば平凡だが、
 日本人が得意の“”風景“”とまとめつつも、「異界の」というあたりにひねりがある。
 これを日本画教官が“風景”とやったら、きっとつまらないだろうなぁ。。。


 さて芸大の正門から見える、「不思議な黒い壁」が、
 1週間前くらいに出現していたので、
 まさに“異界の風景”の様態を放っているのが気になっていたのだが・・・

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 これは、、やはり中村政人さんの放った「モノリス」であった。
 異界へ迎え入れる入口である。

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 魅力的な企画、展示の風景、デザイナーの発想とは違う大胆な空間構成
 楽しめた。オススメです。

 B2の展示室 大西 博教官の展示で、陶磁器の青を、覗き窓で見せる展示が新鮮。

 3Fで、保科豊巳先生にお会いした。
 大型作品を見たのは初めて、存在感が迫ってくる
 作品の家型の室内に入ると、裸電球が床面近くまで下がっていて緊張する

 展覧会全体の感想は、、、ちょっと(かなり)アカデミック!な感じの後味が残ったか。
 けっきょく、このアカデミズム的なるものが、この学校の特徴なのかもしれない。

 200910023648.jpg
  ※「美術と教育」1997- が見える。

 世界のモダンアートの潮流からすると、
 アーティストの視線は、もっと『世界の現実』に眼が向いているはずだが、
「風景」が内向きにまとまってしまった感があるか。
 自省を含め、注意する必要がある。


 アートは、建築と同じく「アート至上主義」になってはならない。
 教育現場、とくに美術館ではこれでいいのかもしれないが。


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