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★「茶花について」 [数寄・茶の湯・遠州流]

★きょうは、ふだん稽古で見ている「茶の湯の花」について学んだ。

 講演会 「茶花について」
 講 師:紅心宗慶宗匠
 会 場:國學院大學院友会館

 『お茶人の友 茶花の入れ方 小堀宗慶作品集』(世界文化社 1994年 第8刷)
  をバックに入れて出かける。
 05072001-3.jpg

 1時間ほどのレクチャーの後、予め用意されていた、
 古銅、竹籠など4つの異なる花入れに、
 3種〜数種の花を、実際に入れていただく。
 ご宗家の手元の動きに参加者全員の視線が集中・・・

 花が絶妙のバランスと緊張感で挿されていく。
 ひとつひとつ完成すると、花入れの姿が、きりっと引き締まった。

 正面から見た時の絵画的な構図が、
 側面から見るとどのような構造で成立しているかがよくわかる。

 花に興味を持ったのは、藝大美大受験に真剣に取り組んだ浪人生の頃。
 必要に迫られて、だったが、花と向き合うという行為は、
 真剣勝負の気持ちが大切だ。

 その茶室・座敷の空間・とりあわせられる道具など、
 それらは、実際に作るのは全て職方の手になるものだが、
 最後に自由に自らがかたちづくるのが、茶の花であるということ。

 本質的には、それがどんな名で、どこで咲いていたものか、
 それがわかりもしないで“もてなし”もないものだ。
 そんな厳しく、しかし本質的な言葉が心に刻まれた。

 いろいろと考えさせられた、貴重な数時間だった。
タグ:遠州流 茶花
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