★ 善光寺さんへ行ってみよう。

★善光寺さんへ行ってみよう。
　金曜深夜にふと思い立って、土曜は早起きして東京駅へ急ぐ。
　自販機で上越新幹線・長野行きの切符を買おうとすると指定席は満席。
　仕方が無いのでホームへ、自由席を探すがほとんど空きがない・・・
　やっとなんとか席をキープ。上野駅でさらに乗客が増えて通路まで人が溢れる。

　
　長野駅につくと、駅前広場ではすでに五星紅旗とFree Tibet、
　なぜか[せんとくん]の旗が舞っているのが見える。
　福井ナンバーとか遠方からの右翼の車とそれらしき人々。
　そしてぼくのような見物人と地元長野でかつてオリンピック・ボランティアを体験したような人たち。異常な光景だが警察の警備で整然とはしている。上空にはヘリが数機。横断歩道も渡れないのでそのまま見物する。

　予習不足だったのだが、どうやら聖火リレーのコースにこの駅前も乗っているらしく、ワンセグTVを見ている人が「欽ちゃん、欽ちゃん来るぞ」の声。
　白バイの先導でいよいよ一群が見えてきた。その中に萩本欽一らしきランナーが掲げ持つゆらめく“聖火”が見え、大声援とメッセージコールの中走り去った。

　ちょうどその一群を見守っている時に、雨が少し強くなった。
　興奮を冷ますためか、遠い空の下で犠牲になった人々の悲しみと怒りの雨なのか。
　ようやく一群が去り、交通規制がさーっとあっという間に解かれたので、
　目的の善光寺さんへ足を運ぶ。
　顔に羞恥心の無い五星紅旗貼付けた連中とすれ違うと、
　手に持つでかい旗がこちらにかかってくるので振り払う。

　
　善光寺さんへの参道は静かだった。
　この光景を中国での放送に編集で使われないように、善光寺さんはすべて辞退／拒否したという。
　その選択のおかげで善い風景だったのだがなにしろ腹がへった。
　茶屋に入って白玉ぜんざいとお茶をいただく。

　
　山門を拝観する。　http://www.zenkoji.jp/sanmon_haikan/index.html
　風が抜ける山門の上から眺める門前町のなんと気持ちよく見える事か。
　文殊菩薩像と四天王像に手を合わせた。
　本堂を参拝する。国宝指定の本堂は、屋根がとても複雑な形状。
　入母屋のようで前部と背部が全く異なっていて、ぐるりとまわると奥行きの深さがわかる。

　帰りは蕎麦屋へ。にしん蕎麦とざるそばでお腹いっぱい。
　雨足が強くなってきたのでタクシーで長野駅へ。
　運ちゃんにおすすめポイントをたずねるが「何にもないんだよね」の声。
　新幹線の時間まで時間つぶし。
　駅前の店はチャイナグループに占拠された状態なので、駅前のホテルラウンジでカフェラテを飲んでいると、どうやら中国聖火護衛グループらしき変なデザインの面々が。後でニュースで知った事だが、少し後の新幹線で聖火タネ火は東京へ運ばれたらしい。

　新幹線で仕事のつもりでパソコンかついで行ったけど、結局ぐっすり眠ってしまい、
　そのまま頭を刈りに床屋へ。。。少し高くついた蕎麦だったけど美味かったので満足。

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