★★マーオリ 楽園の神々★★ [博物館・美術館]
☆今日は早朝出勤。
朝6時から始まるマーオリの王様、長老、テ・パパ・トンガレワ美術館の方々、関係者数十名による「夜明け前の儀式」だ。
まだ暗い闇を破るホラ貝とかけ声に始まり、王と長老を先頭に、小雨降る中を練り歩き、正門から展示室の中まで全員で練り歩く、神聖で格調高い儀式である。
ひととおり展示作品を[清め]終わってから、ニュージーランド側と東京国立博物館が正式に挨拶を交わす。
ここで鼻と鼻をこすり合わせる、マーオリ式の挨拶。
その後、ラウンジに場所を移して皆で朝食、これもひとつの儀式的な意味があるとのこと。それから朝食をつまみながら、刺青メイクのマーオリ戦士による例の“カパ・ハカ”のパフォーマンスをみる。
基本的に「踏む」系のダンスで、目を剥いて舌を出す顔で相手を威嚇する戦士の動きが、極めてパワフル。
以上ですでに9時近く。
その後記者内覧会、そこでは平成館大階段にてカパ・ハカ・パフォーマンス
午後はレセプション&内覧会で、一日中マーオリな1日だった。
★☆マーオリ文化の格調高い作品群と、素晴らしい展示デザインの仕上がりは必見!
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=3675
★二民族国家という、先住民族と渡来民族とが対等に共存するありかた、の手本を示すような風景がそこにあった。
そのしきたり、格を尊重する精神のありよう、すべてのプロセスの中に、僕たちが素直に学ぶべき姿勢が見えた。今日は貴重な体験をした。
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