★能 箙/水汲/胡蝶/野守 [芸能・演劇・映画・音楽 etc.]
★今年初の能を観にいく。。。宝生能楽堂へ。。
(画像はパンフレットより)
●能・箙(えびら)
演目の途中から会場内へ入る。[箙]は矢を入れる入れ物。
梅の季節にふさわしく、
箙の中に梅の一枝を差して戦場に赴く武士の美学がよい。
▼狂言・水汲
これは以前にも観た演目に少し似てる。
お茶の水を汲みにきた新発意(しんぼち・見習い僧)が、いちや(女性)にちょっかいを出しつつ、
中世の優雅な[歌]での求愛をドラマ化した狂言。
●能・胡蝶
パンフレットには、主人公の[虫]である蝶について、
草木国土悉皆成仏(しっかいじょうぶつ)という、仏教思想の礼賛に基づくものか、と説明している。
美しい蝶が人間化?され、若い「小面」の面で演ぜられ、中世の神秘的な世界が出現していた。
●能・野守
切能物(鬼能)の傑作だそう。
劇の後半で、野守の鬼が『右手に鏡をもち、その鏡に天地宇宙の有様から地獄の罪人亜責の姿までくまなく見せて、
「大地をかっぱと踏み破って、奈落の底までおちていく」結末まで、一気に見せる。
迫力はあったけど、少し狂気が足りない気がした。
しかし[鏡]にまつわる意味の表現がとてもおもしろかった。
タグ:宝生能楽堂
2007-02-18 04:20
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