SSブログ

☆アートスタディーズのシンポジウム [都市・街・公園・光・風景]

昨日は東博で行われたアートスタディーズのシンポジウムに参加。
http://artstudy.exblog.jp/
本当に興味があったのは前回だったのだが、情報を逃していて参加できず残念。
1930年代の[建築]と[絵画]に関して、吉田五十八、堀口捨巳と須田国太郎を通して、「それはどこにあるのか」を検証する試みだが失敗だった。司会進行も会場の質問もばかばかしいもの。(まあ仕方ないか)

明治〜昭和初期の洋画家たちは、渡欧して学んだ「額絵」を、いったい日本のどこで展示したかったのだろう。在来日本家屋にそれをかける「壁」なんてどこにもないではないか。
ようするに展覧会向けの発表作品ということか。
明治以前の絵画なんて、屏風と掛幅しかない。浮世絵なんかのグラフィックもあるけどね。…でもそれって、座敷や床の間でおかれるるもの。
八束氏が提示した、吉田の「小林古径邸」の座敷の床の画像に、「額絵」がかかっている滑稽さに、このシンポジウムではなんで議論が及ばないのか?だれも不思議に思わないのか?

 あれだけのメンバーのゲスト、パネラー?が、日本絵画の「表現形式と展示される空間や光」について、だーれも指摘しないぞ…おかしいなぁ?と思っているうちにシンポは終了。
日本画と洋画の「技法・材料」の違いにのみ意味があるのではない。Hand Scrollである掛幅と、西洋建築から分離してポータブルになった「額絵」との表現形式から、その相違を解くべきではないのか。

しかし個人的に、八束はじめ氏と面識ができたのは収穫だった。
タグ:八束はじめ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

☆金沢☆でんでんスイング ブログトップ

黒猫★☆白蜂

TOPへ★  ↓

黒猫★☆白蜂

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。