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★『名物刀剣 ー宝物の日本刀ー』/根津美術館 [展覧会・アートイベント etc.]

『名物刀剣 ー宝物の日本刀ー』内覧会 @根津美術館
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  (図録表紙:部分)

  刀剣を最高に美しく見せる展覧会。
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  刀剣は見るポイントが難しいので、音声ガイドを借りて会場へ。
  伝来由来を聞き始めると、
  モノを見る集中力が削がれるので、聞き返してみたりする。
  聴覚系と視覚系の脳は、同時に働かせるのが困難らしい。

★展示の手順をイメージすると:ケース内に展示台を設置→アクリル製刀掛け→光ファイバー照明特注ロッド取付/題箋→刀剣の陳列→展示微調整…か⁈

 アクリル製の刀掛けは、シルクの白布を使わずにダイレクトに使用。
 指紋などつけられないので、手袋での作業か。
 完成度が高いので観察していると、どうやらレンタルらしい//

★〈重文 三鱗紋兵庫鎖太刀 号 北条太刀〉
 〈太刀 銘 三条 名物 三日月宗近〉の耀きを記憶。
  _φ(・_・ いずれも東博蔵だが・・・

★図録をパラパラと読んでみる:刀剣と茶の湯とのかかわりは、
「名物」というキーワードで読みとくこともできるんだな_φ(・_・

★他の客が引いて、最後まで残っていると、
 ズラッと輝く刀剣の「姿」の特徴が見えてくる。
 腰の反りの強さ、全体の太さ、etc.

★特注ロッドの位置は向かって右側から、
(前面パネルより)約300mmほど下げた位置に調整されている。

 この位置なら、刀掛けに置く刀剣の立て方を立てることができ、
 刀身の全体の姿の鑑賞が可能で、
 かつ光の入射角度/反射角度で反射グレアは適正に目に入ってくる。
 つまり波紋もよく見える。

 歩きながら見ると、波紋の流れがよくわかるが、
 難を言うとすれば、ちょっと鉄の物質感が強過ぎる気もする。
 よく見えるけど、品に欠けるような///
 やわらかさを出すにはどうすればいいのだろう?
 ロウソクの炎で・・・とかでなく。

 会期中にもう一度見に行きたい夏の展覧会。おススメです!

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★『今、美術の力で』+『台東区コレクション展』@東京藝術大学美術館 [展覧会・アートイベント etc.]

★昼休みに藝大美術館へ 派手さは無いが、
 、足を運ぶべきしっかりした展覧会だ。

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  『今、美術の力で —被災地美術館所蔵作品から—』

  『区長賞創設30周年記念 台東区コレクション展』
   ※画像は、『台東区コレクション展』の看板サイン。


 ★昼休みに行ってきた東京藝術大学美術館の展覧会(入場無料)。

 被災した各地の美術館が所蔵する、各館が推す作品から、
 美術学校の正統!?ともいえる岡倉天心と関わりの深い美術(被​災した五浦も)、
... 意外に!?ビンビンと迫ってきた、今見るべきアート(現代美術​)まで、

 中村彝の、しゃれこうべと静物画のデッサンは、没年の1年前の作品。

 平櫛田中の岡倉天心が釣人スタイルの木彫、
 流された、五浦の六角堂に関する詳細な速報。

 川口龍夫、ゴームリー、アバカノヴィッチ・・・
 暗闇に明滅する宮島達男のデジタルカウンター


 西美のギリシャ・ボディや、科博の恐竜博、
 トーハクの孫文や空​海もいいけど、
 東日本大震災後の美術を、その後の<美術/アート>の意義を問う展示。
 おススメ展覧会です。


★8月16日再訪:
 昼休みにアントニー・ゴームリー《領域 Ⅷ》を観察してきた。
 計算しつくされた・・・というよりコンピュータで設計されているd(^_^o)

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★国立歴史民俗博物館 [博物館・美術館]

★以前訪問したのはいつのことだろう・・・ 国立歴史民俗博物館へ、
 第6展示室『現代』が公開されているということもあって佐倉まで・・・。
  ※画像はピンぼけばかり(怒/泣)

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 ゲートまで京成佐倉駅から徒歩15分

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 博物館へのアプローチ階段

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 第1室への導入部

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 土偶の足を復元している・・・

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 復元された銅鐸:舌を使って鳴らすことができる!

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 第2展示室《中世》王朝貴族:みやびな暮らし再現

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 御朱印船模型(17世紀初)

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 第5展示室《近代》4カ国語+点字表記のコーナー解説

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 文明開化

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 関東大震災後の文化住宅

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 第6展示室《現代》4カ国語表記題箋:日露戦争 ステレオ写真

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 富国強兵

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 戦後の闇市

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 B-29(1/5スケール模型)が上空?を・・

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 日本住宅公団団地実物大再現
 1962(昭和37)年に建設された赤羽台団地のダイニングキッチンほか実物大再現。(HPより抜粋)

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 1950年代の学校給食

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 1960年代・1970年代の学校給食

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 最後はゴジラ:水爆実験が生んだ怪物


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★《あこがれのヴェネチアン・グラス》@サントリー美術館 [展覧会・アートイベント etc.]

★仕事の合間にガラスの展示方法を見に、
 サントリー美術館 『あこがれのヴェネチアン・グラス』内覧会へ

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  コーニング・ガラス美術館からの特別出品を受けて、
 ヴェネチアン・グラスとは何か?を発見しつつ、
 日本人の審美眼、ガラスへのあこがれ、を感じる展覧会​とみた。

 展示方法はもう手馴れた感じで、作品の魅力を引き出すよう、
 クロスの光沢感・質感・色彩の違いを使い分けている。
 とくに白いクロスをベースに、背景をブラックアウトしたあたりは、
 ガラスが際立って見えて、最初のほうの赤いクロス使いと対照的に見せていた。

 照明は適光適所で光ファイバーで狙いながら、
 壁付きケースを巧みに使って間接照明で空間に柔らかさを与える。

 それにしても目録をざっと見ると、
 日本国内に優れたコレクションが少なくないことに気づく。
 展示を見て「お!いいな」と思うと、国内のコレクションだったり・・・
 これはモノの良さなのか、僕の好みということなのか・・
 まあ、たぶん両方だろう。。

 見終わって印象に残ったのはネーデルランドのガラスって好みだなあ、ということ。
 《No.47 アイスグラス・ビーカー ネーデルラント 1600−50年 コーニング・ガラス美術館》
 オランダ絵画のモチーフにしたい感じか?

 そして、サントリー美術館所蔵のガラスコレクションに、
 あらためて溜め息・・・でした。
《藍色ちろり》がガリバー状態だったのが残念だが、
 これはどこの美術館でも悩みだろう。
 見えないテグスとシリコンチューブを開発しなくては、それとも別の方法か。

 他館の作品や海外館の作品をいっしょに展示することで、
 自らの作品の魅力を再発見してみる。
 これはあらためて自らに課さねばならないことだ。

 サントリー美術館はミッドタウンでの開館以来、
【和】をテーマに展開してきた(学芸の方談より)ので、
 昨年はガラスも『和ガラス』として見せていたが、
 今回はヴェネチアのものと並べることで、
 モノの持つ魅力の違う側面を感じることができた。

 この暑い夏に、東京ミッドタウンでガラスを愛でる。おススメ展覧会。

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