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★『智・感・情』@Kaikai Kiki Gallery ⇒日本科学未来館 [展覧会・アートイベント etc.]

★日大芸術学部CDの講義を終えて、
 twitterを見ていたら村上さんの緊急告知が、、、
  カイカイキキ・ギャラリーへは行ったことがなく、
 間に合いそうなので・・・初訪問。

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  村上隆  黒田清輝へのオマージュ。「智・感・情」  An Homage To Seiki Kuroda “Wisdom, Impression, Sentiment”

 黒田清輝「智・感・情」の重文指定は平成12年(2000年)のこと。
 東博での指定のとき、展示の手伝いをした記憶が。。
「え、明治期の洋画、黒田が指定されるんだ!」と何故か驚いたのを覚えている。
 (最近は明治以降、昭和のものでも重文指定は珍しくはないぞ)

 この黒田のミステリアスな3面の裸体画を村上さんが描くプロセスを公開した展覧会。
 ということで、予想はしたが、ギャラリーは若者であふれていた。

 模写的に描く→アニメ少女風⇒背景アレンジ
 デザインでいえば〈リ・デザイン〉の方法論と例えればよいのか、
 多くの参考図書や資料ファイルと、作画の実験過程がどっさりと!

 そこまではどんな作家にもあることだが、
 この高い完成度は、工房制作のたまものだろう、
 自分だけで手を動かしていては到達できないし、
 すべての工程を理解していないと、完成度が落ちる。

 基底材、下地、箔、描画、仕上げまで、凄いシステムを作り上げているなぁ。
 アクリル加工のキャプションをじっくり読み込んでみた。
 おや、嵯峨篤さんの名前も。
 彼自身の作品も好きで、うちにも小品2点ある。

 さて、この作品をロンドンの画廊で、欧米人に問う!?という試み、
 というより、2ひねりある “挑戦”とみた。

★展示照明はすべてERCOだった。
 二回路トラックにCDM?のスポット+スカラプチャレンズを使用…
 おそらくハロゲンランプも併用していると思う。Quintaか?
 畳の間は、角形ww.ダウンライトだった。トリムレスかな?
 畳は縁なし。20畳くらいだったかな?もっと良く見ればよかった。
 
★受付からクローク、警備まで良く躾がゆきとどいていた。
 決してマニュアルどおり、というわけではない。
 オーナーの人柄か、冷たい対応でなく気持ちよかった。
 帰り際、同級生の松橋君とすれ違った。


★★きょうの講義で〈ヒトの立ち方〉の見方をスライドでレクチャーした。
 ギリシャ彫刻「クリティオスの少年」〜ローマ彫刻〜ルネサンス彫刻
 〜現代美術に見る人体表現と空間との関係性について。

 直立+二足歩行がヒトの人たる特徴だが、
 村上隆氏は、そのことをわかり抜いている。
 だからこそ、黒田の女の立ち姿3態を昇華させ、
 現代の2次元少女表現で象徴性を獲得している。
(柄にもなく読取り言語化を試みてしまった・省)



☆レインボーブリッジを渡る。頭を切替えて日本科学未来館へ。
『メイキング・オブ・東京スカイツリー® -ようこそ、天空の建設現場へ-』内覧会。

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 べつに、という内容か。
 お土産のボールペンと図録をいただいたので、帰って読もう。



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