SSブログ

★『侍と私』 [展覧会・アートイベント etc.]

★きょうは振替休日。
 夕方から東京都写真美術館の内覧会 『侍と私 ーポートレイトが語る初期写真ー』

 100514_侍と私_1242.jpg
 美術館壁面グラフィック:ナダール ≪題不詳(甲冑姿の河津伊豆守)≫ 鶏卵紙 1864年

 印画紙に焼き付けられた、幕末明治の武士の姿をどうしても見たくなって出掛けた。
 茶の湯を始めてから、着物・袴・羽織を纏う侍の着こなしを意識して見るようになった。

 日本人体形を立派に見せるのに最もふさわしいのは、男なら羽織・袴である。
 もちろん兜・甲冑・帯刀の姿で毅然とした表情で立つ姿には力強い美しさがある。

☆鶏卵紙、アンブロタイプ、ダゲレオタイプ・・保存の難しい貴重な初期写真が並ぶ展示。
 壁面やケースの一枚一枚を眺める。
 写真美術館のコレクションによるテーマ展だが、展示と照明にはかなり苦労している模様。

 解説のキャプションも、小ポイントで文字数も多いのでちょっと読みづらい。
 といって詳しい解説が無いと、歴史的な背景・技術的な価値は伝わりにくいのだろう。

 現代写真の展示はアートとして見せればよいが、
「肖像」をテーマとする「写真」の展覧形式は工夫を要するのだと感じた。

 同時開催は 古屋誠一 メモワール. 「愛の復讐、共に離れて…」
 こちらは時間切れでほぼ素通りだった。のちほど図録にて鑑賞。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

黒猫★☆白蜂

TOPへ★  ↓

黒猫★☆白蜂

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。