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★ 躾 in ROCKET [展覧会・アートイベント etc.]

「躾」

 読書宿題をこなしに街に出た。
 facebookに案内が来ていた展覧会へ寄る、、
 以前働いていた 事務所の近所はすっかり様子が変わっていて、
  ROCKETをようやく見つけて、重いドアを開けるとイイ空間。
 
 IMG_5488s.JPG
 見上げると、ししやまざき作・黒い身体。

 たしか養老孟司先生の本だったと思うが、
 身の処し方なっていない=躾を忘れた日本人の身体、といわれる現代若者。
 その問題に正面から取り組んだ!?・・かもしれない4人の展覧会。
 2人の作家本人と会って、躾がよろしい話を聞けた。

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 毎日“ MASK”をつづけていることは知っていたが、実物は初めて見た。
 しっかりと壁に黒クギで打ち付けてある。
 あのくらい強く固定しないと、アッという間に飛び去ってしまうのだろう。

 IMG_5485s.JPG
 こちらがメス形ということらしい。尻尾があるように見える。

 他の2人が仏教的、基督教的な作風で、
 御田神社の近くという事は関係ないが、
 対して、神道的な造形、は偶然らしい。

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 “聖アンナと聖母子”模写と、その立体化を作品にした重松優志さんの作品。
 模写は、ダ・ヴィンチ独特の空気感をよく捉えている、と感ぜられる。
 彼があのミケランジェロ/ガチャポン原型を作ったというが、
 さすが!?芸大らしいアカデミックな軽やかさのある造形力か。

 IMG_5487s.JPG
 こちらはなんとブロンズ、重い!この重さはつい欲しくなる(笑)
 ぜひナショナルギャラリー(ロンドン)へ。。
 あのレオナルドのカルトンを前にすると動けなくなる。(経験アリ)
 今後の活動に期待。。

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 キャットストリート近くのスタバに入って、『方眼美術論』久米桂一郎を読む。
 〈裸体は美術の基礎〉など読み進めつつ、
 かつて芸大デザイン科で受けたデザイン教育が頭をかすめる。

 ヌードデッサン、裸体模刻と石膏取り、は当然のように思えた基礎的課題だったが、
 現在のデザイン科の課題プログラムでは、それはもう無いらしい。

 明治の美術学校で鷗外、久米、黒田が目指した美術教育は一端その使命を終えて、
 デザイン科や建築科においては、次の時代を迎えているということなのだろう。

 欧米のデザイン教育では、デザインはアートからは明確に分離されているという。
 宗教から学問が、教会から大学がしっかりと決別を宣言したように。
 この日本でもそんなデザインの萌芽があるのかもしれない。
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