SSブログ

★ “ シュルレアリスム ” @ 国立新美術館 [展覧会・アートイベント etc.]

★ “ < シュルレアリスム> ” @ < 国立新美術館>へ

 IMGs_3922.jpg

 2月の内覧会を見逃して、その後3月11日の大地震が、
「シュール」を超えて、遥かに大きな波が、日本の地を、
 飲み込んでしまう景色が現出する映像を見続けたためか、
 美術館会場へ足を運ぶ気力が失せていた。

 IMG_3923.jpg

 “マニフェスト”とは昨今、
 この日本ではすっかり政治の舞台で手垢にまみれて、
 その言葉の価値を低下させたが、
 1924年『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』においては、
 大いなる芸術運動の序章を宣したのだ、と予想する。

 いとしい想像力よ 私がおまえのなかで なによりも愛しているのは、
 おまえが容赦しない ということなのだ

 イヴ・タンギーのこのポスターの絵を眺めて、
 30年ほど前の記憶を呼び起こさせられた。

 IMG_7688s.jpg
 (表紙デザインは福田繁雄)

 家で本棚を探すと「ポンピドゥ・センター/20世紀の美術」の、
 東京国立近代美術館の図録(1980年)を発見。
 中学の美術の宿題で、感想文を書いた記憶がある。

 と思ったが、このポスターの絵とは少し違った。
 かつての絵「目の遅さ」は1937年、絵はがきも買って何らか感想を書いた。
 今展の絵は「岩の窓のある宮殿」は1942年の作。

★「シュルレアリスム」は、自分とかけはなれた芸術ムーブメントではない。
 作家の没年を見て、長い目で考えれば、僕と同時代と考えても良いのだ。
 19世紀末から20世紀前半の意識をベースにして生きている。

 展覧会を見終わって「実験工房」と瀧口修三の言説を見返したくなった。
 それは親の世代の運動だが、日本の現代美術シーンの底流でもある。

 さて、この時代の展覧会を結びつけたくなった。
 白井晟一、岡本太郎・・・そしてダダ、シュール、アンフォルメル//

 岡本太郎もパリでこのシュールの空気を吸ったのだろうが、
 彼はそれに染まらず、少し別の路を歩んだ。。
 うーん、僕の知識の幅と頭脳力では整理しきれん・・・


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

黒猫★☆白蜂

TOPへ★  ↓

黒猫★☆白蜂

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。