★ 試みの茶事―北の丸大茶会 @東近美 [数寄・茶の湯・遠州流]
★昨日に続いて、きょうは茶の湯の日。
暑さをこらえて着物・袴に着替えて、クルマで北の丸公園へ。(この駐車場が安い!)
目指すは 「試みの茶事―北の丸大茶会」@東京国立近代美術館。。
京都の友人と、社中の先輩もこの大茶会を手伝っているとのこと。
昨日は茶の湯(の流派)に関わる職方による“茶道具”の展覧会、
今日は工芸作家として“作品”による展覧会のプレイベント、という違い。
展覧会情報はコチラ
↓
現代工芸への視点 ―茶事をめぐって
普段から疑問を感じていた「この作家もの、ほんとに茶事で使えるの?」という問題。
使えるとして、さて現代においてどんな感動を与えることができるのか?という問題。
この問題に、工芸を扱う国立美術館として何らかの提示/問題提起を行なうというのだが・・・
待ち合い時間に展示を見たが・・ぜんぜん作家名がわからない///
少し知っている名前があっても、それをどう見ていいかがわからず、、
イベント開始の前に、美術館側から「この種のイベントは慣れてないので・・・」という、
有料のイベント主催者としてあってはならない言い訳でスタートしたのがいただけない。
・・・が、「茶壺口切の茶事」が始まってそんな雰囲気は飛んで、
いよいよ現代作家と口切指導者が登場。
2人の作家と指導者とのかけあい、というよりほとんど稽古のよう。。(会場 笑)
次は点心をいただく。
弁当を食べるだけかと思っていたら、このために作られた食器を使って、
いちおう会席(懐石)の設えになっていて、これは楽しい趣向だった。
★そして濃茶席。
床しつらえ 掛物/土の顔(タタラ布) 仕立て 中島静好堂
花入/蟹江良二 イラボ
床飾り/八木一夫 黒のメッセージ
花/西尾知子
茶道具 長板総飾りにて 皆具/加藤委、吉村敏治
茶入、茶碗 とりどりに合わせて
亭主がおもしろい方で、
昨日は官休庵の若宗匠もいらしたエピソードなども交えながら、
見事な点前で濃茶を練る。
5名のうち次々客の位置で美味しくいただいた。
★薄茶席は陶芸家が設えた二畳が6席あり、時間のゆるす限り勝手にまわってよい。
陶芸家:植葉香澄 村田森 福本双紅 内田鋼一 加藤委 新里明士
3席に入らせてもらい、このうち加藤委という作家の席が面白かった。
他の席は展示室なのでどうも景色が無いが、この席だけ白い山のようなオブジェが景色。
茶碗がどれもアバンギャルドで、これなら畳もやめて黒い毛氈を敷いて照明に凝るなど、
「もっとやっていいのでは!?」と、こちらのイマジネーションをくすぐられる感じが心地よく、
亭主の会話も楽しいなか、茶も美味しくいただくことが出来た。
日の傾いてきた(がまだ暑い)なか、東近美工芸館を後にする。
茶花を生花で行なうことが保存上難しいことはわかるが、クリアする方法はあるはず!
特に近代ものを扱う館として、もっと積極的に開いた美術館であるべきと秘かに感じた。
ここまできて「大茶会」と、「茶事?」とは語義矛盾しないか、などと考えつつ///
★単衣の時期の茶の湯道楽は、このイベントでもって今年は一旦おわり。
明日から超しごとモードでリスタート。。
暑さをこらえて着物・袴に着替えて、クルマで北の丸公園へ。(この駐車場が安い!)
目指すは 「試みの茶事―北の丸大茶会」@東京国立近代美術館。。
京都の友人と、社中の先輩もこの大茶会を手伝っているとのこと。
昨日は茶の湯(の流派)に関わる職方による“茶道具”の展覧会、
今日は工芸作家として“作品”による展覧会のプレイベント、という違い。
展覧会情報はコチラ
↓
現代工芸への視点 ―茶事をめぐって
普段から疑問を感じていた「この作家もの、ほんとに茶事で使えるの?」という問題。
使えるとして、さて現代においてどんな感動を与えることができるのか?という問題。
この問題に、工芸を扱う国立美術館として何らかの提示/問題提起を行なうというのだが・・・
待ち合い時間に展示を見たが・・ぜんぜん作家名がわからない///
少し知っている名前があっても、それをどう見ていいかがわからず、、
イベント開始の前に、美術館側から「この種のイベントは慣れてないので・・・」という、
有料のイベント主催者としてあってはならない言い訳でスタートしたのがいただけない。
・・・が、「茶壺口切の茶事」が始まってそんな雰囲気は飛んで、
いよいよ現代作家と口切指導者が登場。
2人の作家と指導者とのかけあい、というよりほとんど稽古のよう。。(会場 笑)
次は点心をいただく。
弁当を食べるだけかと思っていたら、このために作られた食器を使って、
いちおう会席(懐石)の設えになっていて、これは楽しい趣向だった。
★そして濃茶席。
床しつらえ 掛物/土の顔(タタラ布) 仕立て 中島静好堂
花入/蟹江良二 イラボ
床飾り/八木一夫 黒のメッセージ
花/西尾知子
茶道具 長板総飾りにて 皆具/加藤委、吉村敏治
茶入、茶碗 とりどりに合わせて
亭主がおもしろい方で、
昨日は官休庵の若宗匠もいらしたエピソードなども交えながら、
見事な点前で濃茶を練る。
5名のうち次々客の位置で美味しくいただいた。
★薄茶席は陶芸家が設えた二畳が6席あり、時間のゆるす限り勝手にまわってよい。
陶芸家:植葉香澄 村田森 福本双紅 内田鋼一 加藤委 新里明士
3席に入らせてもらい、このうち加藤委という作家の席が面白かった。
他の席は展示室なのでどうも景色が無いが、この席だけ白い山のようなオブジェが景色。
茶碗がどれもアバンギャルドで、これなら畳もやめて黒い毛氈を敷いて照明に凝るなど、
「もっとやっていいのでは!?」と、こちらのイマジネーションをくすぐられる感じが心地よく、
亭主の会話も楽しいなか、茶も美味しくいただくことが出来た。
日の傾いてきた(がまだ暑い)なか、東近美工芸館を後にする。
茶花を生花で行なうことが保存上難しいことはわかるが、クリアする方法はあるはず!
特に近代ものを扱う館として、もっと積極的に開いた美術館であるべきと秘かに感じた。
ここまできて「大茶会」と、「茶事?」とは語義矛盾しないか、などと考えつつ///
★単衣の時期の茶の湯道楽は、このイベントでもって今年は一旦おわり。
明日から超しごとモードでリスタート。。
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