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★ 『2人の夫とわたしの事情』 [芸能・演劇・映画・音楽 etc.]

『2人の夫とわたしの事情』 Bunkamura シアターコクーン
 ”Home and Beauty” in London, “Too Many Husband” in NewYork

 以前ラジオのゲストで渡辺徹が宣伝していて興味を持っていた芝居。
          (渡辺徹は現在でも劇団文学座所属。偉い!)
 職場の同僚から招待状をいただいて、観劇する機会に恵まれた。。

 IMG_1229.JPG
 ポスター・イラストレーションは金子國義

 キャスト:松たか子、段田安則、渡辺徹、新橋耐子、皆川猿時、水野あや
      猪岐英人、池谷のぶえ、西尾まり、皆戸麻衣
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       作:ウィリアム・サマセット・モーム
         William Somerset Maugham
 演出・上演台本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA、本名:小林 一三)
      翻訳:徐賀世子
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 サマセット・モームって?
 Wikiによると、1965年12月16日(満91歳)没とある。
 昔の人かと思っていたら、僕の人生とも3ヶ月くらい重なっている!?

 さてシアターコクーンはいつ来ただろう・・・記憶に無いほど久しぶり。

 幕が開いてすぐ、松たか子の芝居に引き込まれる、、
 あまり芝居を見慣れない自分でも、ぐいぐい引き込まれて、
 3幕構成・2時間40分があっという間に過ぎた。

 時代は第一次大戦後のイギリスにおける、そこそこアッパークラス家庭での話。
 ドイツとの戦線で夫が死んだという誤報(軍隊からの正式の通知)から、
 未亡人が亡き夫の親友と再婚したが、死んだはずの夫が帰ってきて・・・という話。

 1幕目:ピンクと白の縦縞壁紙の、暖炉のある寝室。
     ネイリストとの掛け合いから芝居がはじまる。
 2幕目:岡本太郎調の彫刻が2つ配された、
     奇抜なインテリアのリビング(エントランスホール)
     安定の悪いソファ。
     屋外との仕切りの黄色い枠の窓が面白い。
 3幕目:勝手口から階段で降りた、おそらく地下にあるキッチン
     出入り口が2つあるのが面白い。

 イギリス人って、結婚観・宗教観・階級・美意識・・・
 屈折してるというか、なんだか変だなっていう芝居。
 サマセット・モームの人生を見てみると、納得させられたが。。

 もろもろ今の日本の事情にも上手くあわせて脚本が練られている気がした。
 GW最後の日。
 楽しませていただきました。ヤギパック!?に感謝。

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