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★ マネを見に行く @三菱一号館美術館 [博物館・美術館]

マネの“黒”を見に行く、という誘惑に駆られて仕事を早めに切り上げて・・・
  丸の内にオープンした 《三菱一号館美術館》へ急ぎ足。。。

 100405三菱一号館美術館_109.jpg

 音声ガイドを借りて展示室に入る。
 と、強烈なグレアが!
 光ファイバーによるライティングシステムとは噂に聞いていたが・・・

 セオリーより距離を引きすぎなため、強烈な点光源による不快グレアが眼に突き刺さる。★
 しばらく天井と壁面をじぃ〜っと睨んで観察。
 額の影を嫌っての、天高:壁からの距離=約2:1、なのか?
 通常の3:1よりはだいぶ引いた位置だ。
 とにかくファイバーのグレア攻撃には参った(意識し過ぎだろうか?)★

 通常のスポットライト照明だと、教科書的には画面への入射角約30度だが、
 これだと深い額の場合、画面に影が伸びてしまう。
 これを避ける手法はいろいろあるが///どちらを優先するか、諸刃の剣か、、


★マネのぺたーんとした“黒” 。
 むかしマネしたけど、絶対無理!だった。油彩の表現力の凄みといえるが、
 マネの、やはりアカデミックな(古典的な)透明感のある油画肌の作りにホレボレする。

 『ベルト・モリゾ』
 ここがサロンと印象派との分岐点か!?
 この後、どうやらマネも「印象派的な色彩と光」を意識するようになったような気が・・・

 100405三菱一号館美術館_1093.jpg

 気がついたら閉館間際。会場には僕とあとパラパラ、、
 ずいぶんゆっくりとマネの『挑戦』を堪能!『過激』に浸った90分!
 やはりマネは、なんとなく自分の青春を思い出すんだなぁ(まるで過去のような///

※最後に展示されていた、クーンズ(ジェフ・クーンズ!)コレクションの、
 『髪を整える女』の描写をじっくり舐めるように見つつ、、、
 かのアーティストがなぜこれを手に入れたか?
 を想像しつつ、会場を後にした

 見どころ満載の「マネとモダン・パリ」 “Manet et le Paris moderne”
 オススメです。


★ジョサイア・コンドル、丸の内、レンガ街、帝都東京の記憶。。
 さて、東京駅や、郵便局はどんな具合になるんだろう。。。それも楽しみだ。


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