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大岩オスカール★☆夢見る世界  高級鯛焼 [展覧会・アートイベント etc.]

★きのうの続きで休日。
 晴れなので東京都現代美術館へドライブ。

『大岩オスカール:夢見る世界』
http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/109/
http://www.oscar-oiwa-mot.com/#
 オスカールは僕の友人、といっていいかどうかは?だが、10年前!に彼の展覧会『エデンの園』のカタログをデザインさせていただいたのが縁。昭和40年生まれどうしで、キューレター・窪田研二も同級生だったので仕事はスムーズだったが、新人雇われ照明デザイナーとしてのかたわら、文字通り寝ずにこなした仕事だ。。

 080624_大岩オスカール展67.jpg
 建築を学んだ経歴のせいか、昔から空間を描く確かな腕は変わりない。
今回思ったのは、とにかく油彩/カンバスの色彩が輝いているということ。アクリル画との差は歴然。(他のペインターと共通することだが)なんともいえない中間色の輝かせ方は、アクリル絵の具だとほんとに難しい。特に初期の絵から最新作まで、近くで見ても離れて見ても色彩が絶妙。アクリルだとたちまち“イラストレーション”に見える。

 そんな技法的なこともあるが、会場途中のヴィデオコーナーで久々に作家と対面できた。日本でのインタビュー/イメージ映像のバックミュージックは『エデンの園』でも担当されていたセイゲン・オノ氏。
坦々と構築的にかたる口調が懐かしい。情感あふれる話し方ではないが誠実で、なんとなく絵に対する愛情にあふれている。

 彼の不思議な広角レンズでみたような空間感の中に自然に引込まれてしまう。
重そうなテーマでも気軽に楽しめるその画風は、とくに深読みしすぎる必要はなく、傍らに展示されたスケッチを見ることで、画面を構築する方法の片鱗を知ることができた。なんだか自分でも描きたくなってきた・・・
 会場最初の方の、薄グリーンに塗られた壁の部屋と、最後の方のブルーに塗られた壁は、作家本人の希望なのかな?オスカールらしいな?とも思ったけど、とてもいい効果だった。

※オマケ:『エデンの園』がショップで売られてました。再版かな?
 今となっては未熟なデザインで、少々照れくさい。でもいいカタログだ。
※そういえば、ちょっと常設展の展示も良くなっていたような気がする。
 あまりじっくり観る時間がなくて残念。

◆美術館からの帰り道、人形町を通ったのでクルマを停めてしばし休憩。
 子供の頃、父親のアトリエがあり、よく買いに行かされた「柳屋」の鯛焼を食べたくなった。
 覗くとあいかわらず行列が・・・でも驚きの一つ130円!
 080624_柳屋鯛焼64.jpg
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