☆ —光る風、翳る街—堀川理万子作品展 ☆

☆昨夜お茶稽古に行くと、道場の玄関前で「屋根より高い」くらいに聳え立つ、大きなこいのぼりがお出迎えだった。
　点法の稽古では、今年初の風炉で新鮮な気分。

　きょうは雨の土曜日、日本橋のオンワード・ギャラリーへ出かける。
　休日のオフィス街は少し寂しい。
　
—光る風、翳る街—堀川理万子作品展
　http://www.rimako.net/top.html
　http://www.onward-shoji.co.jp/gallery/exhibition/2008/0509.html
　5月9日（金）〜5月16日（金）10:30〜18:00（日曜・祝日休廊）
　

　『博物館へ行こう』の表紙を描いてくれた友人の個展。イメージしていた以上の素晴らしい表紙の本が出来上がったのは彼女のおかげ。もう23年以上のつきあいになる・・・ずっと絵を描き続けている同級生のなかの一人だ。
　

　会場には、ベルギー、イギリス、フランス、イタリアなど旅先のスケッチをもとに、この一年間で描きためた渾身の二十六作品。
　

たまたま会場に本人がいたので、数年前から積極的に使いはじめたプラチナ箔や金箔による背景表現の見方／考え方について聞いた。
　本人曰く、最近ようやく、この強い物質感を放つ光の素材が、風景を描く時の背景としてようやくイメージできるようになってきた、との言葉。

それぞれの絵画風景は、眺める視点を移動させると、光と空気が移ろう。
箔の持つかがやきの力と、絵画の魔力に引込まれる。
いつのまにか知らない街を訪れている気分が味わえた。。。

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