SSブログ

もののあはれ ★ 大ロボット博 [展覧会・アートイベント etc.]

日本のロボット文化の背景にあるのは「もののあはれ」であった。

仕事をやっつけていたら昼休み行きそびれて、どこに食事に行くか迷ったので、久しぶりに科博のレストランでも行くかな・・・と思ったら、今日まで有効の『大ロボット博』チケットがあるではないか!
噂に聞く、「安めぐみの音声ガイド」を聞きに行かない手はないぞ。。。というわけで黄色くかがやく銀杏の葉の中を科博へ急ぐ。
 

と半分不純な動機で500円払って音声ガイド借りて、めめたんの声で「日本のロボット技術は・・・」聞きながら、荒俣宏のカレル・チャペックの文章など読んで展示会場へ・・・
まずは「ガンプラ」スター総出演の展示。とメインの展示場では愛知県犬山市の山車がデーンと中心に、まわりにからくり人形などケース展示が並ぶ。

中央広場では「村田製作所」の自転車こぎロボットのデモンストレーションが始まる。時速2kmでこぐ技術、ジャイロを内臓し、無線LANで瞬時にそれを制御してバランスをとる。これは本当に凄い!

 
マジンガーZや鉄腕アトム、家にも一匹飼っているAIBO(生産中止)、ドラえもん、ガンダム・・・そんな中に混じってほんとうのロボット技術が展示されている。

 
 手塚眞が「鉄腕アトム」について、興味深い解説を書いていた。いいまわしは忘れたが、ようするに
「アトムはアメリカでもロボット漫画として受け入れられ、人気もあったが、“心を宿すロボット”としてアトムはそのこことと葛藤し、人間社会からはある種の差別も受けた。かの国ではそういう面はあまり認識されず定着されなかったよう・・・(中略)・・・結局スターウォーズのロボットたちもあくまでロボットとしてのもので、“物の中に心がある、魂がある、神が宿る”という日本人のメンタリティについて、アトムの物語の主要なテーマは理解されていなかったのではないか?と考えたのだという。」
 「そこには、ロボットに対して、日本人は“もののあはれ”の観念を抱くのではないか?」と手塚は結ぶ。

 ロボットのものがたりには、独特な悲哀感が漂うのはなぜだろう。そこに「もののあはれ」を感じる、われわれの大切な価値があるのかもしれないと思った。
会場を出て、ASIMOのコーナーを横目にレストランへ。。。ハンバーグランチを注文して、ポッドキャストを聞きながらあっという間にかきこんで終わり。
 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

黒猫★☆白蜂

TOPへ★  ↓

黒猫★☆白蜂

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。