☆散歩★藤森建築と路上観察 [展覧会・アートイベント etc.]
出版社に画像CDを送るため、代々木郵便局まで散歩に出る。
散歩ついでに郵便局に近い初台のオペラシティで何か展覧会がやってるかなと覗くと、藤森照信展覧会開催中だったので、見に。
楽しいだろうと予想していた以上に楽しめた。
睡眠不足&肩こりでひどい頭痛がしていたのだが、会場にいる時だけはすこし治まっていた。
靴を脱いで、のんびりと歩き回ったり、座って映像をみたりする展示がリラックスできる。
なにより使用されている素材が漆喰だったり、焼いた木材だったりの天然加工素材なので、きっと有害科学物質を吸収してくれた効果だったのかもしれない。
なにしろ図面や構造やコンセプトよりも、「仕上げ材料とその素人っぽい施工」にこだわる建築家である。
東大生産研教授の上、芥川作家と対等に話し合える話力なので、ユーモアと皮肉をともなって説得力がある。
かなり以前、照明探偵団講座で藤森&赤瀬川の両名をお呼びしたときにお会いしたことがあるが、その頃は建築家としてこれほどの活躍は予想できなかった。
ぼくが大学に入った頃出版された「トマソン=路上観察学」を提唱した本で、街並の見方楽しみ方に影響を受けたもの。
茶の美学とは、縄文につながる、と感じた。
どの藤森建築にも茶室のにおいがする。
かつて石井和弘の本でも読んだ記憶あるが。
とにかく最近の建築展覧会では出色の出来であったぞ。
2007-05-04 01:42
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